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ドログバ「チェルシーには22人の王様がいた」、「ジョゼは選手の心に火をつける」

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 モントリオール・インパクトに所属するFWディディエ・ドログバが自伝『コミットメント』のなかでチェルシー時代のチームメイトについて語るとともに、改めてジョゼ・モウリーニョ監督への信頼を明かした。その内容を英『ミラー』が伝えている。

 ドログバはリバプールからチェルシーへのステップアップは簡単なことではないと、FWフェルナンド・トーレスを例に言及。「リバプールのことは尊敬しているよ。MFスティーブン・ジェラードやFWフェルナンド・トーレスは王様としてプレーしていた」と言いつつも、「ただチェルシーには、22人の王様がいたんだ」と語っている。

 現在、ジョゼ・モウリーニョ監督が率いるチェルシーは不振にあえいでおり、開幕からの12試合で3勝2分7敗。16位に沈んでいる。ドログバは、「3年の周期の中ではああいうことがよく起こるものだ。一つのサイクルの終焉に達してしまったんだよ」と過去の経験も踏まえて話した。

「モウリーニョ監督の4シーズン目が始まるまでには、あるところまでのレベルに行き着くはずだ。彼の指示を理解するのに、少し時間がかかることもある」

「選手たちは指示を守りたいと思っているし、そうしようと努力しているが、なぜか自分たちをスペシャルなものにしてくれているものが欠けてしまっているんだ」

 恩師へ厚い信頼を寄せるドログバは「ジョゼの素晴らしいところの一つは、彼の指揮するチームには勝者のメンタリティが備わってくるところだ。一度それがわかってしまえば、もう忘れることはない。ずっと身につくものなんだよ。それが彼が選手たちにしていることだ。どこのクラブであってもね」と言う。

「監督のほとんどは、新しいクラブに着任したときに『私は勝ちにきたが、それは難しいだろう』と言うものだ。だけどジョゼは違う。『私はここに勝ちに来た』と言うんだ」

「それが選手たちの心に火をつけるのさ」

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