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ミラン、ユベントスに惜敗6戦ぶり敗戦…本田は後半39分から6戦連続途中出場

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[11.21 セリエA第13節 ユベントス1-0ミラン]

 セリエAは21日、第13節を行った。日本代表MF本田圭佑の所属するミランは敵地でユベントスと対戦し、0-1で敗れた。W杯予選を戦った日本代表から戻った本田は、ベンチからのスタートとなったが、後半39分から6試合連続の途中出場。しかし得点に絡むことは出来ず、この日も結果を残すことは出来なかった。

 代表ウイークを終えて、リーグ戦が再開された。パリで起こったテロの影響でセキュリティーがいつも以上に厳重に行われ、試合前のアンセムでは、フランス国歌が流され、哀悼の意が捧げられた。

 固いゲームになった。序盤、ボールを持ったのはミラン。ただ18分のFWカルロス・バッカのポストプレーからFWエムベイェ・ニアンが狙ったダイレクトボレーが左に外れるなど、デビュー20周年を迎えたGKジャンルイジ・ブッフォンの牙城に迫ることができない。

 “新旧ジャンルイジ”の対決に注目が集まった一戦。ミランのゴールマウスを守る16歳GKジャンルイジ・ドンナルンマも負けていない。前半41分にはMFエルナネスのFKが壁に入った味方に当たってコースが変わる難しいシュートを打たれたが、きっちり枠外に弾き出し、先制点を与えることはなかった。

 前半28分にDFパトリス・エブラの負傷によってDFアレックス・サンドロを投入し、交代枠を使っていたユベントスだが、後半開始と同時に早くも2枚目のカードのDFレオナルド・ボヌッチをピッチに送り込む。3バックに変更するなど、古巣相手に負けるわけにいかないマッシミリアーノ・アッレグリ監督が積極的な動きを見せる。

 そして後半20分、ついに試合が動く。ユベントスは左サイドの裏にMFポール・ポグバが浮き球パスを出すとA・サンドロが反応。ダイレクトでクロスを入れると、MFパウロ・ディバラが胸トラップから左足を振り抜く。さすがのドンナルンマも防ぎきることは出来なかった。ホームのユベントスが待望の先制点を手にした。

 ビハインドを負ったミランは、後半29分にMFユライ・クツカを下げて、FWルイス・アドリアーノを投入。攻撃の枚数を増やして、同点弾を目指す。そして同39分からはニアンに代えて本田を投入。前線の活性化を図った。

 しかしミランは反撃のチャンスを作ることができない。本田もほぼボールを触ることなく試合は終了。0-1で敗れたミランは10月4日のナポリ戦以来、6戦ぶりの敗戦。勝ち点20のままのミランは、同21に伸ばしたユベントスに順位でかわされることになった。


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