beacon

衝撃の5分間、G大阪が4発圧勝!逆転CS出場権獲得!!

このエントリーをはてなブックマークに追加
[11.22 J1第2S第17節 G大阪4-0山形 万博]

 ガンバ大阪が逆転3位に立ち、チャンピオンシップ(CS)出場を決めた。22日、モンテディオ山形と今季リーグ最終戦を戦ったG大阪は、後半16分からのわずか5分間で4得点を挙げる爆発的な攻撃力を見せて、4-0で完勝。同時刻キックオフの試合で3位のFC東京がサガン鳥栖と0-0で引き分けたため、勝ち点では並ぶものの、得失点差で上回るG大阪が、年間3位に滑り込んだ。CS準決勝は28日、埼玉スタジアムで浦和レッズとG大阪が対戦する。

 前節の広島戦に敗れ、CS圏外の4位に後退したG大阪。ただまだ3位FC東京とは勝ち点2差。逆転のために必須となる勝利を目指して、J2降格が決まっている17位の山形をホームに迎えた。

 “ラスト万博”。G大阪は来季から、万博記念公園内に建設された新スタジアムを使用するため、CSに進まない場合は、万博記念競技場での最後の一戦になった。

 序盤は山形がセットプレーからG大阪ゴールに迫った。前半9分にはMF宮阪政樹がゴール正面で得たFKを無回転シュートで狙うが、GK東口順昭の正面を突く。同15分には左サイドからのFKを宮阪がゴール前に入れる。駆け引きを制したFW林陵平がフリーで走り込むが、ヘディングシュートは枠右へと外れていった。

 一方のG大阪はエンジンが掛からない。前半34分にはFW宇佐美貴史が左サイドを突破してクロス。ニアで合わせたMF倉田秋の決定的なシュートは、わずかに枠を捕えることなく、ゴール左へと外れる。FWパトリックを出場停止で欠く攻撃陣はなかなかチャンスを作り出すことが出来なかった。

 スコアレスで折り返した後半。最初に動きを見せたのはG大阪だった。後半10分にDFオ・ジェソクと倉田を下げて、FW長沢駿とDF米倉恒貴を投入。リズムに変化を求めた。そしてこの交代が試合を大きく動かすことになった。

 まずは後半16分、右サイドから上げた宇佐美のクロスはGKに触れられるが、こぼれ球を拾った大森が右足でねじ込み先制点を挙げる。同18分には再び宇佐美が右サイドから入れたグラウンダークロスを逆サイドに走り込んだ大森が押し込み加点。もう止まらない。同19分には今度は左サイドから上げた宇佐美のクロスを長沢がダイビングヘッドで決めて3点目。そして同21分にはMF遠藤保仁の蹴った右CKを米倉が頭で合わせる。わずか5分で4得点。衝撃のゴールラッシュで一気に突き放した。

 G大阪は後半32分に最後の交代カードとしてMF二川孝広を投入。第2ステージ初出場となる背番号10をピッチに送り込み、試合を終わらせに入る。そしてこのまま4-0で勝利したG大阪。同時刻開催のゲームでFC東京が鳥栖と0-0で引き分けたため順位が逆転。G大阪が3位でチャンピオンシップへの出場権を手にした。ホーム&アウェーの決勝に進んだ場合は万博でもう1試合戦うことになる。G大阪の2015年の戦いは終わらない。

(取材・文 児玉幸洋)
●[J1]第2ステージ第17節 スコア速報

TOP