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一戦必勝誓う浦和MF武藤「悔しさはCSで晴らす」

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[11.22 第2ステージ第17節 浦和 5-2 神戸 埼玉]

 電光石火の先制点を叩き込んだ。試合開始わずか2分、浦和レッズMF関根貴大が右サイドを切り裂くと、グラウンダーのクロスに飛び込んだのがMF武藤雄樹だった。

 関根のグラウンダーのクロスに対し、神戸守備陣の人数はそろっていたため、武藤は「前に2人くらいいたので、ボールが見えづらかった」。しかし、ボールは武藤の元へと届く。「『あっ』という感じ」で右足でねじ込んだゴールは、「狙いすましたゴールではありませんでした」と苦笑したものの、貴重な先制点となった。

 今季、仙台から浦和に加入した武藤は第1ステージ16試合8得点を記録し、7月には東アジア杯を戦う日本代表に初選出を果たすなど、大ブレイク。しかし、第2ステージではこの試合まで4得点と数字を落としていたこともあり、本人も「第2ステージはゴール数が減っていたので、最後はやっぱりゴールを決めてチャンピオンシップに臨みたいと思っていました」と胸をなで下ろした。

 自身はリーグ最終節でゴールを奪い、チームも5-2の快勝を収めた。しかし、年間首位の広島には届かなかった。だからこそ、「僕たちは年間1位を目標にしていたので、悔しさがあります」と唇を噛んだ。だが、すぐさま上を向き、「この悔しさをチャンピオンシップで晴らしたいし、クラブW杯に出て、天皇杯も勝ち、全部勝って締めくくりたい」と一戦必勝を誓った。

(取材・文 折戸岳彦)
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