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横浜FCがMF寺田の豪快ミドルで群馬とのホーム最終戦を制す

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[11.23 J2第42節 横浜FC 1-0 群馬 ニッパツ]

 J2は23日、第42節を各地で行い、ニッパツ三ツ沢球技場では15位の横浜FCと17位のザスパクサツ群馬が対戦した。試合は1-0で横浜FCが勝利し、3試合無敗でシーズンを締めくくっている。FW三浦知良はベンチ入りメンバーから外れた。

 横浜FCは前節の磐田戦(0-0)から先発4人を変更。最終ラインにDF市村篤司、中盤にMF佐藤謙介が入り、FW大久保哲哉とFWロク・シュトラウスが2トップを組んだ。対する群馬は前節の北九州戦(1-2)から先発を5人変更。GKを富居大樹、最終ラインにはDF川岸祐輔、DF久富良輔、DF夛田凌輔が入り、出場停止明けのFW黄誠秀も2試合ぶりに復帰している。
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 ボールを回す横浜FCは前半6分にペナルティーエリア内に入ったMF松下年宏がシュートを放つが枠を捉えられない。群馬も12分にFW江坂任からの縦パスがFW黄誠秀に送られたが、トラップしきれずにシュートは打てなかった。14分には横浜FCが右サイドから崩しにかかり、市村のクロスに大久保が合わせたがこちらも枠外へ飛んだ。

 群馬は前半18分にMF吉濱遼平が負傷し、MF小林竜樹と交代する。さらに23分には夛田も負傷し、DF小林亮がピッチに入った。27分、横浜FCは左サイドからDF永田拓也が上げたクロスに大久保が合わせるが、ミートしきれなかった。29分には横浜FCが先制する。右サイドにドリブルしたロクがマイナスに折り返したボールにMF寺田紳一が右足で振り抜く。シュートは右ポストの内側をたたき、ゴールに決まった。

 攻勢の試合展開が続く横浜FCは、前半34分にも松下のFKにDFパク・テホンが合わせたが、ゴール左に切れていった。それまでシュートを打てなかった群馬も37分に高い位置までボールを運び、江坂の横パスから小林竜がシュートしたが、大きくふかしてしまった。その2分後にCKを得た横浜FCは、大久保がヘッドで折り返したボールがゴール前にこぼれると詰めていたMF佐藤謙介がシュートするが、ボールは右に外れていった。

 群馬は43分にボックス内に入った縦パスに対しユン・スンヨンが走り込み、スライディングでシュートしたが、GK南雄太に防がれている。アディショナルタイムにも群馬は江坂がミドルシュートでゴールを狙ったが、わずかに左に外れていった。さらにゴール前での横浜FCのミスから、小林亮もシュートを放つが枠外へ。このまま前半は横浜FCが1点リードで折り返す。

 後半7分に群馬はMF松下裕樹がミドルシュートでゴールを狙ったが、左に切れていった。同10分には左サイドにボールを運ぶと小林亮が中にカットイン。右足でシュートを放ったが右に外れていった。14分にも群馬は久富が切れのあるドリブルで右サイドを突破。折り返しはDFにクリアーされたが、こぼれ球を坂井が左足のボレーで合わせたが、これも枠を捉えきれない。

 横浜FCは18分にロクに変えて、今季限りでの退団が発表されたMF野崎陽介をピッチに送り込む。何度か速攻ができる場面のあった横浜FCだが、ミスが出てしまいシュートまではいけない。同32分には松下を下げて、MF小池純輝を投入する。さらに同36分にも最後の交代枠で佐藤を下げて、野崎と同じく契約満了のMF渡辺匠を起用した。群馬も38分にユンを下げて、FW小牟田洋佑を投入する。

 後半40分には左サイドで寺田がボールを持ち、縦にパスを送る。これを受けたMF中里崇宏が速いボールをゴール前に入れた。走りこんだ野崎がボールを受けてシュートを放ったもののわずかに枠をとらえられなかった。アディショナルタイムには群馬も攻め込み、松下裕がゴールを狙ったが、シュートは枠を外れていく。このまま試合は終了し、横浜FCがホーム最終戦で2試合ぶりの勝利を収めている。

(取材・文 河合拓)

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