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カズがJ1昇格の名波監督を祝福「おめでとうございます」

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[11.23 J2第42節 横浜FC 1-0 群馬 ニッパツ]

 横浜FCは23日、J2第42節のザスパクサツ群馬戦に1-0で勝利し、2015シーズンの公式戦を終えた。この試合、ベンチ入りすることはできなかったFW三浦知良は、試合後に記者の囲み取材に応じて、16試合に出場し、3得点を挙げたプロ30年目のシーズンを振り返った。

「最後はホームで勝って終わることができて、サポーターも勝ったことに関しては喜んでくれたと思います。(シーズンの)成績は、ちょっと思うような成績を挙げられなくて残念です。自分自身も、夏場からここまで、ほぼ離脱してしまったので、悔しくて残念です。その辺は、来年に向けてしっかりした準備をしないといけないなと。去年もしたんですけど、さらに、またこの経験を生かしていきたいと思います」

 シーズンを終えると、選手はオフを取り、来季に向けて英気を養う。だが、来年2月に49歳となるカズは、オフを取る予定はないようだ。すでに来季への準備を進めていると話す。

「ずっと(トレーニングを)やっているので、もうキャンプに入っています(笑)。来年に向けてのミニキャンプをずっとやっています。グアムに行くのは12月に入ってから。そこまではずっとちゃんとやります。僕は休みなしなので。ケガのときに休んだ分がありますから。でも、うまく休みを入れながら、3月まで逆算していきたいと思います」

 この日、ジュビロ磐田がJ2で2位となり、J1昇格を決めた。かつて日本代表でともにプレーした名波浩監督へのコメントを求められると、「おめでとうございます。本当によかったと思います」と話したが、カズならではの悩みもあるようだ。「(アビスパ福岡の)井原(正巳監督)と争っていたのでね。僕らにとっては両方とも上がってもらいたいですが、ほかのチームにも、長崎にも高木(琢也)がいますし」と、プレーオフでの昇格争いにも言及した。

「そういう年代の人たちが成功を収めるのは、素晴らしいことだと思います」と、締めくくったカズは、来季、再び昇格争いに加わるための準備を進める。

(取材・文 河合拓)

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