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マドリー、希望はなくともベニテスを解任せず とりあえず今季終了まで…

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 スペイン『マルカ』は、レアル・マドリー理事会がラファエル・ベニテス監督を続投させる方針であることを報じた。

 クラシコで0-4の大敗を喫し、去就が注目されているベニテス監督だが、マドリー理事会は今季終了まで続投させる考えを固めており、今後の会議で正式に決定を下す見込み。しかしながら、理事会が同指揮官を信頼しているわけではない様子だ。

 その最たる理由は、ベニテス監督と選手たちの関係が冷え切っていることにある模様。『マルカ』曰く、選手たちにベニテスの続投を問えば、5~6人が賛成するだけにとどまり、クラブ内では「もう彼が信頼されることはない」というあきらめの声が漏れているという。このため理事会は、今後の巻き返しはほぼ不可能と捉えているようだ。

 理事会は今季が「失われたシーズンになる」と口にしながらも、ベニテス監督を現時点で解任しても、変化が期待できるわけではないと捉えているそうだ。そして理事会を取り仕切るフロレンティーノ・ペレス会長は、シーズン途中に監督交代に動くことが自身の哲学に反しており、まだわずかでも希望が残っていれば、それに懸ける考えという。

『マルカ』は今回のクラシコを、同様に0-4で敗れた昨季のアトレティコ・マドリーとのダービーに見立てている。当時の監督カルロ・アンチェロッティ氏は、そのダービーの大敗でシーズン終了後の解任が規定路線となった。ただベニテス監督が今後さらなる失態を演じるようであれば、解任の決断は、今季終了を待つことなく下されるはずだ。

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