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レアル会長、指揮官への信頼を強調 「解決法はベニテス」

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 レアル・マドリーのフロレンティーノ・ペレス会長が23日に記者会見を行い、ラファエル・ベニテス監督への信頼を強調した。

 ペレス会長は本拠地サンティアゴ・ベルナベウで会見の理事会を開いた後、同スタジアムのVIPゾーンに用意された会見場に出席。理事会において、クラシコで0-4の大敗を喫したベニテス監督を、続投させることが決定したと報告している。

「我々はスポーツ面の状況について話し合いましたが、ラファ・ベニテスは全面的な支持と信頼を得ています。彼はそのプロフェッショナリティ、キャリア、経験、キャパシティによって、このチームから最高の成果を引き出すために選ばれたのです。チームは今年1月から、少しずつ消耗していきました。もし、しっかりと仕事に取り組ませてもらえるならば、成功が訪れるはずです」

「ファンが土曜の試合について、不快に感じていることは理解しています。しかしながら、彼らが選手たちを支えることを願わせていただきます。我々はチャンピオンズリーグでベスト16に到達し、またリーガでは最後の2試合(セビージャ戦、クラシコ)を戦うまでは首位だったのです」

 ペレス会長は昨季、今回の会見と同様にカルロ・アンチェロッティ監督への支持を表明し、シーズン終了後に解任している。

「私は次の日曜の試合でどんなことが起ころうとも、ベニテスがマドリーで続けると話しているのです。ある新聞は反対のことを言っていましたね。6か月後に何が起こるかは分かりません。今言えるのは、選手たち、理事会がベニテスを全面的に支持していることです」

 マドリーのキャプテンたちが、ベニテス監督の辞任を要求したとの報道についても言及した。

「今、起こっていることの責任は私にあります。我々はすべての報道を否定することがありませんでした。土曜日にある新聞は、『ラジオ・モンテカルロ』がジョルジュ・メンデスとPSG会長が(クリスティアーノ・ロナウド移籍について)話し合ったことを紹介しています。それぞれの理由で、嘘を伝える人間がいるのです」

「クリスティアーノが私に対して、この監督では勝てないと言ったという報道も事実ではありません。そのような言葉を伝えられたことなど、断じてありません。彼は素晴らしい青年です。責任は、私が報道を否定しなかったことにあります。これからは、そのような報道を許容することはありません」

 クラシコでは、ペレス会長の辞任も求められている。

「私はファンに敬意を持っています。これについては、このクラブの要求がいかに厳しいものであるかという証明です。また、そのように叫び始めるのはいつだって同じ人々です。ウルトラスは私を威嚇するため、そういったチャントを利用します。私はそのような人々が、スタジアムからいなくなることを望んでいます」

 そして、現在の危機的な状況を脱するための方法を問われると、次のように返答した。

「解決法はラファ・ベニテスです。我々はそのために彼を連れてきたのです。しかしながら、彼には落ち着いて仕事に取り組んでもらわなければなりません」


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