[11.24 欧州CLグループリーグ第5節 バルセロナ 6-1 ローマ]

　UEFAチャンピオンズリーグ(欧州CL)は24日、グループリーグ第5節1日目を行い、E組ではバルセロナ(スペイン)とローマ(イタリア)が対戦し、バルセロナが6-1で圧勝した。試合前にレバークーゼンとBATEが引き分けたため決勝トーナメント進出を決めていたバルセロナは、無敗を継続させて首位通過を確定させた。

　FWリオネル・メッシが先発復帰したバルセロナは前半4分、そのメッシがミドルシュートでゴールを脅かしたが、枠内を捉えたボールはGKボイチェフ・シュチェスニに弾き出された。さらに同9分にはMFセルヒオ・ブスケツのスルーパスから抜け出したメッシが好機を迎えたものの、シュートはゴール右に外れてしまう。

　しかし前半15分、バルセロナが先制に成功する。FWネイマールのスルーパスに反応して右サイドを駆け上がったDFダニエウ・アウベスのグラウンダーのクロスを、逆サイドでフリーになったFWルイス・スアレスが落ち着いて蹴り込んでスコアを1-0とした。

　そして3分後の前半18分には華麗なパスワークからメッシが復活のゴールを記録する。まずはネイマールとメッシがワンツーで相手守備網を混乱に陥れると、ネイマールの縦パスをメッシがスアレスにダイレクトで預ける。ゴール前に走り込んだメッシを見逃さずにスアレスが送った浮き球のパスを、背番号10が鮮やかなチップキックで流し込みリードを2点差に広げた。

　攻撃の手を緩めないバルセロナは前半44分、左サイドからネイマールが送ったクロスを相手DFが中途半端なクリアをすると、ボールに反応したスアレスがダイレクトボレーでネットを揺らし、前半だけで3-0と大量リードを奪った。

　3点のリードを許したローマは後半9分、FWエディン・ジェコのパスからPA内に進入したFWジャゴ・ファルケが決定機を迎えたが、左足で放ったシュートは好反応を見せたGKマルク・アンドレ・テア・シュテーゲンに阻まれてしまう。すると同11分、スアレスの浮き球のパスをPA内で受けたメッシが折り返すと、ゴール前でフリーのDFジェラール・ピケが蹴り込み、バルセロナがリードを4点差に広げる。

　後半15分には左サイドを突破したネイマールのグラウンダーのクロスをスアレスがつなぐと、メッシがシュート。シュチェスニに一度はストップさらたものの、こぼれ球をメッシ自らが流し込んでスコアは5-0に。さらに同32分にはネイマールがPA内で倒されてPKを獲得。ネイマール自らが狙ったシュートはシュチェスニに阻まれたが、こぼれ球に反応したDFアドリアーノ・コレイアが豪快に蹴り込んで6点目を記録した。

　後半36分にはローマがPKを獲得してジェコがキッカーを務めたが、シュートはテア・シュテーゲンにストップされてしまう。その後、試合終了間際にジェコがヘディングを叩き込んでローマが1点を返したものの、バルセロナが6-1で圧勝した。

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