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クラシコを分析するアンチェロッティ氏 「マドリーは挽回可能」

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 元レアル・マドリー監督のカルロ・アンチェロッティ氏が、自身のコラムで先日のクラシコを分析した。そのうえで、挽回は可能だとの結論を出している。

 レアル・マドリーは、全世界の注目を集めたリーガエスパニョーラ第12節のバルセロナとのクラシコを0-4で落とした。結果も内容も完全にライバルに上回られ、さらにラファエル・ベニテス監督と選手の不仲が報じられるなど、不安定な状態にある。

 昨シーズンまでレアル・マドリーを率いていたカルロ・アンチェロッティ氏は、中国『シナ・スポーツ』での自身のコラムで古巣のライバルとの対戦を分析。敗因をしっかりと見極めていた。

「先発の11人は素晴らしかった。しかし、この試合ではチームとしてブロックをつくってプレーできなかった。選手たちが一体となってプレーできていなかったことが問題だった」

「コンパクトにプレーできなかったために、コントロールを失い、難しい試合になった。高い位置からプレッシャーをかけたが、バルセロナは快適にプレーしていた」

 また、相手の素晴らしさを認めることも忘れなかった。高く評価したのは、バルセロナの中盤での戦いだ。

「(イバン・)ラキティッチ、(アンドレス・)イニエスタ、(セルジ・)ブスケッツ、そしてセルジ・ロベルトが中盤での戦いに勝った。バルセロナの出来はとても良かったと思う」

 最後にアンチェロッティ氏は、レアル・マドリーの今後について昨シーズンのバルセロナを例に出しながら楽観的な見解を示した。

「1試合に負けただけだ。レアル・マドリーはこの状況をひっくり返す可能性を秘めている。シーズンは長いんだ」

「バルセロナも昨季、同じような状況だった。レアル・ソシエダに敗れた後、彼らの姿勢は変化してより競争力が増し、すべてのタイトルを勝ち取った。マドリーの選手たちの能力、姿勢、プロ意識を知っている私としては、同じことがマドリーでも起こり得ると思っている」

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