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バースデーゴールが値千金の決勝弾!! G大阪DF藤春「あり得ないっす」

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[11.28 チャンピオンシップ準決勝 浦和 1-3(延長) G大阪 埼玉]

 最高の誕生日となった。1-1のまま試合は延長戦に突入し、PK戦も頭をよぎる延長後半13分、ガンバ大阪に決勝ゴールが生まれる。値千金の一撃を沈めたのは、この日が27歳の誕生日となったDF藤春廣輝だった。

 DF丹羽大輝のあわやオウンゴールというプレーがポストに助けられると、G大阪はそこからカウンターを発動させる。一気に前線までボールを運ぶと右サイドのDF米倉恒貴がクロスを送る。

「米倉が良い動き出しをして、良いボールを上げてくれた。自分は走り込んでシュートを打つだけでした」。逆サイドから走り込んだ藤春は、迷うことなく右足を振り抜く。ダイレクトボレーで合わせたボールは鮮やかにゴールネットを揺らし、チームをチャンピオンシップ決勝へと導く得点が生まれた。

 27歳の誕生日に生まれた、値千金のゴール。「バースデーゴールはなかったと思いますし、皆から『持っているなー』と言われました。一番良い誕生日。あり得ないっすね」と白い歯を見せた。

 120分間を戦い抜き、広島への挑戦権を手に入れた。2日にホーム、5日にアウェーで戦うチャンピオンシップ決勝に向けて、「ここまで来たからには優勝したい」と胸を張って答えた。

(取材・文 折戸岳彦)

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