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あわやO・G…その流れから決勝点!「神様がいた」 G大阪DF丹羽が話題さらう

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[11.28 Jリーグチャンピオンシップ準決勝 浦和1-3(延長)G大阪 埼玉]

 敵地で浦和レッズを破り、ガンバ大阪がサンフレッチェ広島とのチャンピオンシップ決勝へと駒を進めた。決勝点はこの日27歳の誕生日を迎えたDF藤春廣輝、マン・オブ・ザ・マッチにはビッグセーブを連発したGK東口順昭が輝いた。しかし、この試合の話題をさらったのは、DF丹羽大輝だった。

「イジられまくり。全員にイジられました。でも逆にイジってほしいくらいです。触れられないのが一番厳しいので。あのプレーに関してはイジってほしいですね」。試合後の“丹羽ワールド”も全開だった。

 冷や汗が流れたどころではなかったはずだ。1-1で突入した延長も後半に突入。PK戦の可能性もチラついていた延長後半12分、自陣で後ろを向いてボールを持った丹羽は、FWズラタンのチェイスに遭ったこともあり、GKにボールを戻そうとする。しかしボールはGK東口順昭の頭上を越える見事な“ループシュート”になってゴール方向へと向かっていった。

「ゴロで来るかなとは思ったけど、まさか越えてくると思わなかった」。慌てた東口は懸命に戻って足を投げ出す。ただ幸いにもボールはポストを叩いて跳ね返る。“シュート”を打ってしまった丹羽はもちろん、チームとしても九死に一生を得た。

 しかしこのプレーがすごかったのは、そのあとの流れのまま決勝点につながったことだった。東口が出したボールが右サイドに展開されると、ゴール前で持ったDF米倉恒貴のクロスを藤春が右足で仕留める。バックパスを蹴った瞬間、ポストに当たると感じたという丹羽も、「まさか点に繋がるとは」と目を丸くした。

「神様がいましたね。サッカーの神様が。日頃の行いがいいのかなと。まあ結果オーライですけど、みんな気持ちを強く持って戦っていたので。同点に追いつかれてからもみんなハードワークできていた。全員で掴み取った勝利かなと思います」

 昨季国内3冠を達成したG大阪も、今季はまだタイトルがない。しかし今季はチャンピオンシップがあるため、まだリーグ連覇の夢は潰えていない。「勢いに乗る勝ち方ができた。浦和のアウェーで勝つことは気持ちいいこと。自信を持って次の試合にも臨める。しっかり回復して、勢いを持って決勝に臨んでいきたい」。ホームで行う決勝第1戦は中3日。連戦が続くG大阪だが、疲労と引き換えに、勢いという大きなアドバンテージを得た。

(取材・文 児玉幸洋)
●2015 Jリーグチャンピオンシップ


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