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香川は見せ場なく交代…オーバメヤンが14戦17発で昨季ゴール数超える

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[11.29 ブンデスリーガ第14節 ドルトムント4-1シュツットガルト]

 ブンデスリーガは29日、第14節3日目を行い、MF香川真司の所属するドルトムントはホームでシュツットガルトと対戦し、4-1で快勝した。香川は公式戦2試合ぶりに先発し、後半15分までプレーした。

 前節20日のハンブルガーSV戦(1-3)、26日のELクラスノダール戦(0-1)と公式戦2連敗中のドルトムント。公式戦3試合ぶりに戻ってきたホームで、悪い流れを断ち切った。前半3分、右サイドを抜け出したMFマルコ・ロイスの折り返しにMFヘンリク・ムヒタリアンが右足で合わせると、GKが弾いたボールをMFゴンサロ・カストロが頭で押し込み、先制点を奪った。

 さらに前半19分、DFスベン・ベンダーの縦パスをカストロがヒールで落とし、FWピエール・エメリク・オーバメヤンが鮮やかなループシュートでゴールネットを揺らした。オーバメヤンは3戦連発となる今季16ゴール目。14戦16発の超ハイペースで早くも自身の昨季ゴール数に並んだ。

 一方、24日にアレクサンダー・ツォルニガー前監督を解任し、U-23チームのユルゲン・クラムニ監督が暫定監督に就任したシュツットガルト。その初陣はいきなり2点を追う苦しい展開となったが、徐々にチャンスをつくり出すと、前半40分、MFフィリップ・コスティッチの左クロスをMFダニエル・ディダビが左足で押し込み、1点を返した。

 後半に入ると、再びドルトムントが試合の主導権を握るが、なかなか3点目を奪えない。後半11分、ムヒタリアンがPA内で倒されるが、主審はノーファウルの判定。同14分にはスルーパスに反応したロイスがゴールネットを揺らすが、オフサイドの反則を取られた。

 香川は見せ場のないまま、後半15分にMFユリアン・バイグルと交代。すると同20分、ロイスの左クロスがDFゲオルク・ニーダーマイヤーのオウンゴールを誘い、ようやく追加点を奪った。3-1と突き放し、後半アディショナルタイムにはオーバメヤンがこの日2点目となるダメ押しゴール。今季14戦17発とし、昨季のゴール数を超えると、得点ランキングでも2位のFWロベルト・レバンドフスキ(バイエルン)に3点差をつけ、首位を快走している。

 4-1で勝利したドルトムントは公式戦連敗を2で止め、リーグ戦は2試合ぶりの白星。勝ち点を32に伸ばし、首位バイエルンを勝ち点8差で追っている。

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