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オランダに完敗で佐々木監督の表情硬く「反省の多いゲーム」、若手起用も「まだまだ」

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[11.29 国際親善試合 オランダ女子3-1日本女子]

 日本女子代表(なでしこジャパン)は29日、国際親善試合でオランダ女子代表と対戦した。なでしこは序盤からミスが目立ち、前半に2失点。後半4分にMF阪口夢穂が1点を返したが1-3で敗れ、年内最終戦を白星で飾れなかった。

 試合後の佐々木則夫監督の表情も硬かった。なでしこは前半4分にキャプテンMF宮間あやのパスミスから先制点を許すと、前半21分にもDF鮫島彩のトラップミスを奪われて、0-2。後半4分には後半から出場したFW菅澤優衣香とMF増矢理花が絡んで阪口が1点を返したが、後半33分にPKを決められて1-3で敗れた。

「決定的なミスをしっかり決められた。やってはいけないミスという中では、まだまだ未熟な部分が出た。ボールは保持しつつも決定機を決め切れない。シンプルな展開でのミスがまだまだ多い。反省の多いゲームだった」

 今回の遠征ではFW澤穂希やMF川澄奈穂美らW杯に出場した選手を招集せず、若手を多く招集し、この試合でもテストした。しかし、佐々木監督は「まだまだです。自信持ってできていないし、体が弱いという部分も。どれだけこういったリーチがあり、スピードがある中でできるかというところで試した。次につなげてほしい」と今後の成長に期待した。

 年内最終戦を終えたなでしこは今後、来年2月29日から大阪で開催されるリオデジャネイロ五輪アジア最終予選に臨む。「今年最後のゲームで、反省の多いゲームだった。来年の予選にはこれを生かして反省しながらやっていきたい。今回、非常にいい相手と今日戦えた。我々のミスをしっかりと得点にするという、そういった力はアジアでもあるので、しっかり反省しながらやっていきたい」と、最後まで反省という言葉が口をついた。

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