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マインツ「M&M'S」爆発で新たな問題を指摘する声 マリ:「ほかの選手も決められれば…」

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 マインツは28日のブンデスリーガ第14節でフランクフルトを2-1で下した。マインツの2ゴールを決めたのはFW武藤嘉紀とMFユヌス・マリだったことに対し、この2人への依存を懸念する声が高まっている。

 試合開始直後に武藤が今季7点目を決めると、数的有利となった前半終了間際にマリが自身8点目を挙げ、リードを広げた。後半はフランクフルトがFWハリス・セフェロビッチに1点を返されたものの、マインツが2-1で逃げ切っている。

 リーグ戦でこれまで20ゴールを記録したマインツ。そのうちの15ゴールは、マリと武藤によるものだ。さらにドイツ『フランクフルター・アルゲマイネ』によると、この2人は18ゴールに絡んでいるという。これまでマインツが獲得した勝ち点20のほとんどは、「ほかにはトップクラブにしかないマリと武藤のコンスタントな決定力による」とのことだ。

 しかし、マルティン・シュミット監督はそれほど心配していないようだ。スイス人指揮官は「昨年の我々は岡崎慎司の15ゴールに依存していた」と語り、「慎司が何らかの原因で得点できなかったら、それはリスクとなっていただろう。だがそのリスクを半減することができたんだ」と続けている。

 一方、チームメートのMFダニー・ラッツァは「2人が好調なのはうれしいよ。彼らは引き分けと勝利の差をつくり出せているからね」とコメント。しかし、「彼らにすべてを背負わせないためにも、僕たちほかの選手たちもゴールを脅かすようにならなければいけない」と、得点者が限られていることを意識している様子だ。

 当事者の1人であるマリはフランクフルト戦後、武藤との連係について「僕たちはうまく調和できているし、うまく波に乗れているね。得点数がチームにとっての僕たちの重要性を物語っている」と満足している様子をうかがわせた。だが、「ほかの選手たちも決められれば、と望んでいる」と付け加え、やはりより多くの得点者が欲しいところのようだ。

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