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劇的決勝弾の広島MF柏「この得点が無駄にならないように」

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[12.2 チャンピオンシップ決勝第1戦 G大阪2-3広島 万博]

 途中出場で流れを引き寄せた男が、劇的な決勝点を奪取した。ベンチスタートとなったサンフレッチェ広島MF柏好文に出番が訪れたのは、0-1と1点のビハインドを背負って迎えた後半24分だった。

 右サイドに入った柏は鋭いドリブルでチームに勢いをもたらすと、後半35分にはFW浅野拓磨のシュートのはね返りに反応して右足でを狙う。これをシュートコースにいたFWドウグラスがヘッドで軌道を変えてネットを揺らし、試合を振り出しに戻した。

 さらに直後にG大阪に勝ち越しを許し、後半アディショナルタイムにDF佐々木翔のゴールで再び同点に追いつくと、アディショナルタイム6分に柏が魅せる。左サイドからMF山岸智の送ったグラウンダーのクロスの流れから、最後は柏が倒れ込みながらも右足でネットに突き刺し、劇的な決勝点を奪った。

 後半41分にはDFオ・ジェソクが退場して数的優位になったこともあり、「相手は1人少なかったので、取りに行くだけでした」と語った柏は、「『交代した選手が試合を決める』というのを僕の中では思っていたので、本当に試合を決められて良かったです」と笑顔を見せた。

 しかし、まだ第1戦が終わったのみ。5日にはホームでの第2戦を迎える。「この得点が無駄にならないように次に切り替えて、絶対にホームでも勝ちたいと思います」と意気込みを示した。


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