[12.5 ブンデスリーガ第15節 ハンブルガー1-3マインツ]

　ブンデスリーガは5日、第15節2日目を行い、FW武藤嘉紀の所属するマインツは敵地でDF酒井高徳の所属するハンブルガーSVと対戦し、3-1で勝利した。武藤は1トップで先発すると、3-0の後半34分に交代。酒井高は右サイドバックで先発し、4試合連続のフル出場を果たしている。

　試合は前半16分に動いた。正面から持ち込んだMFユヌス・マリの横パスを受けた武藤が左サイドへ展開し、MFハイロ・サンペリオがゴール前へボールを入れる。DFにクリアされたが、跳ね返ってきたボールを倒れこんでいたサンペリオが左足で蹴り入れる。これがGKの指先を抜け、ゴールネットを揺らした。マインツが1-0と先制に成功する。

　前半24分には左サイドから仕掛けた武藤がPA左での切り返しから個人技でシュートを放つも、枠を外れた。同35分には1点を追うハンブルガーが酒井高を起点にチャンスを迎える。酒井高のパスから右サイドへ抜け出たDFマティアス・オストルツォレクがマイナスの折り返し。FWミハエル・グレゴリチュのシュートはクロスバー上へ外れた。マインツがリードを守り、1-0で前半を折り返した。

　追いつきたいハンブルガーだったが、後半6分にはマインツが追加点。後方から武藤を狙ったロングボールはDFにカットされる。それでも、こぼれを拾ったハイロがキープ。PA右のマリへパスし、後ろから追い抜くと、リターンを受けて右足シュートを決めた。ハイロの2点目で2-0と差を広げる。

　後半25分には右サイドから酒井高が攻め上がる。つながればチャンスとなる局面だったが、フリーで受けたMFニコライ・ミュラーが足元でボールを失い、シュートで終われなかった。

　すると後半31分にマインツがカウンターから3点目。正面から持ち込み、マリから武藤へつなぐと、PA左で受けたハイロがワンタッチではたく。最後はゴール前へ詰めていたMFクリスティアン・クレメンスが左足で流し込んだ。3-0と差を広げると、後半34分に武藤は交代した。

　後半終了間際の45分に左クロスからファーサイドのDFヨハン・ジュルーがヘデイングシュートを決め、ハンブルガーが1点を返すも、3-1で試合は終了した。勝利したマインツは5戦負けなし(3勝2分)の2連勝。2連勝中で3戦負けなし(2勝1分)のハンブルガーだったが、4戦ぶりの黒星を喫している。

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