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CS不発…真価問われるエース宇佐美「成長するために必要な経験」

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[12.5 チャンピオンシップ決勝第2戦 広島1-1G大阪 Eスタ]

 悔しさの残る敗戦になった。ガンバ大阪は第1戦、後半アディショナルタイムまでリードしながらの逆転負け。そして第2戦は先制してもう1点入れれば逆転優勝も可能となる状況まで持ち込んだが、あと一歩が届かなかった。

 エースFW宇佐美貴史は決勝2戦とも積極的なプレーを見せたが、ゴールを決めることは出来なかった。

 今季後半戦のG大阪は、リーグ戦のほかにACL、そしてナビスコ杯や天皇杯も重なる超過密日程を強いられた。さらには宇佐美は日本代表活動も消化しなければならず、疲れの蓄積からか、本来のパフォーマンスを徐々に失っていった。第1ステージの得点王の活躍があるだけに、後半戦は不発時期が長引くなど、勝負どころで失速してしまった印象はぬぐえない。 

 しかし絶対に越えなければならない壁でもある。ナビスコ杯に続く逸冠に「チームとして喜んで終われなかったのは残念」と声を落とした宇佐美も、「成長するために必要な経験は出来たかなと思う」と顔を上げる。来季は常勝軍団のエースとしての真価が問われる。

(取材・文 児玉幸洋)

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