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「30年前と同じマネジメント」「ミランブランドは失墜している」再びレジェンドからミランに苦言

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 レジェンドからのミランに対する苦言が止まらない。今度はデメトリオ・アルベルティーニ氏だ。ミランのマネジメントは「30年前のよう」だという。

 パオロ・マルディーニ氏を筆頭に、かつて黄金期を築いたレジェンドたちから批判を浴びているミラン経営陣。アルベルティーニ氏は『Radio Sportiva』で次のように述べた。イタリアメディアが伝えている。

「マルディーニの発言についてはコメントしたくない。我々の時代には、チームに14人のミラノ出身選手がいた。グループをけん引するグループだ。そして彼らが外国人選手や新加入選手たちにクラブのメッセージを伝えていた。今はそれがない」

「ミランはいまだに25~30年前のようにマネジメントされている。ただ、今は状況が違うんだ。スポーツ面ではスカウトを筆頭にプロが必要なんだよ。今のミランのマネジメントは少し古い。だが、抜本的な変化をするかどうかの選択は会長次第だ」

 チームの問題点について、アルベルティーニ氏はこう続けている。

「それを言うのは難しい。彼らは上位に浮上するチャンスを逃している。意識の問題かもしれない。ユベントスの挽回ぶりを見れば分かるだろう。試合への準備をするときに、ついていくべき人がいないことは確かだ」

 今季のミランは大金をかけて補強をしたが、例えばFWカルロス・バッカも最近のパフォーマンスを批判されている。

「大金をかけ、未来に向けた土台をつくろうとしたね。だが、プロジェクトが必要だ。フリートランスファーや一部の代理人のチャンスばかりで補強をするのではなく、ミランを高みに戻すためのスポーツ的なプロジェクトが必要だと思う。土壇場の補強だけでなく、一貫した仕事が必要だ」

 一方で、アルベルティーニ氏はシニシャ・ミハイロビッチ監督を支持しているようだ。

「私は好きだよ。結果はコンスタントについてきていないがね。ここまでは何人かの監督が代わってきた。彼らだけの責任じゃないときでもね。ミランの世界の外から来た指揮官を評価することは重要だ。新しい何かをもたらせる。過去の勝利とのつながりだけじゃない。今の欧州において、ミランブランドは失墜しているんだ」

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