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アンチェロッティ氏「レアルには忍耐がない」、自身の今後にも言及

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 レアル・マドリーの元監督であるカルロ・アンチェロッティ氏が『プレミアム・スポーツ』の取材に応じ、レアルを率いた当時について語った。スペイン『マルカ』が伝えている。

 アンチェロッティ氏が率いた2014-15シーズンのレアルは欧州CLの準決勝でユベントスに敗れると、4強止まり。史上初の連覇を逃した。またリーガとコパ・デル・レイではバルセロナの後塵を拝した。シーズン終了後に同氏は解任されている。

 過去を振り返ったアンチェロッティ氏は「チームと非常にうまくやっているにもかかわらず、職を失うということには憤慨させられるよ。R・マドリーと契約した時、もし私が勝てなかったらクビになるだろうなとは思っていた。R・マドリーはそれまでもそうしてきたからね。だけど私が解任されたのはうまくマネジメントできていた時だったんだ」と言う。
 
 また現在のレアルを率いるラファエル・ベニテス監督にも言及。ベニテス氏も常に進退問題が噂される状況ということもあり、「彼には困難が待ち受けていると予想するよ。R・マドリーはそういうクラブだからね。常に勝つことが求められている。多くのプレッシャーにさらされるんだ。ファンも報道陣もクラブ内部の人間にも忍耐というものはない。あそこは会長の意見がそのまま通るところだからね」と明かした。

 現在はフリーのアンチェロッティ氏。バイエルンの次期監督とも報じられたが「バイエルンのようなビッグクラブと噂されることは良いことだ。みんなペップ(・グアルディオラ)監督がどう決断するのかを見守っている。イングランドに行きたいが、基本的にはもう一度ビッグクラブで監督がしたいと考えている」とコメント。

 様々なクラブの監督候補として名前が挙がる毎日だが、「私が一つ自信を持って言えるのは、今のシーズンが終わるまで、どのチームも率いることはないということだ」と言い切っている。

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