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[練習試合]長沼先制ゴールも、U-18日本代表候補は15年ラストゲームで流経大に逆転負け

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[12.10 練習試合 U-18日本代表候補 1-2 流通経済大 ゼットエー]

 千葉県市原市内で強化合宿を張っていたU-18日本代表候補は、合宿最終日に当たる12月10日、ゼットエーオリプリスタジアムにて流通経済大とのトレーニングマッチを実施した。同日に行われた全日本大学サッカー選手権2回戦でベンチ入りしていた選手まで出場してきた相手に対して攻守ともに思うように機能しない時間が続き、1-2で敗戦。2015年のラストマッチを白星で飾ることはできなかった。

 6人が初招集となった今回の合宿だが、この日も先発の右MFに佐藤亮(F東京U-18)、右DFに小島雅也(仙台ユース)が抜擢された。新しい競争が始まったことを選手に印象づけたい指揮官の狙いも見え隠れする陣容だったが、序盤からなかなか思うようにボールをつなげない。早くも6分に佐藤のCKからニアで競ってファーへ流れたところをMF長沼洋一(広島ユース)がボレーで蹴り込んで先制点こそ奪ったが、その3分後にはMF川上亮祐のクロスボールからFW森永卓にヘディングでのゴールを許してあっさり同点に。そのまま試合は均衡していくこととなった。

 技巧派ボランチの相澤祥太を起点にボールを動かして揺さぶりにかかる流通経済大に対し、日本も粘り強く対応。防戦一方だったわけでもなく、27分には負傷の小島に代わって緊急出場となったDF柳貴博(F東京U-18)が右サイドを単独突破してグラウンダーの折り返し。これにFW岸本武流(C大阪U-18)が合わせる前半最大のチャンスが生まれたが、シュートは枠外にそれていった。

 後半から日本は8人を入れ替えて臨んだが、そのうち3名が初招集選手ということもあって「まだまだコンビネーションの部分に難がある」(内山篤監督)状態。士気高く迫ってくる選手も多かった流経大に対して、1対1でも後れをとる場面があるなど全体に押し込まれていく。後半26分にはFW立花歩夢のドリブル突破に対してDF大南拓磨(鹿児島実高)がたまらずファウル。PKを献上してしまい、これをFW高沢優也に蹴り込まれて逆転を許してしまった。

 日本も34分にDF浦田樹(千葉)の絶妙なクロスにFW小川航基(桐光学園高)が合わせるビッグチャンスがあったが、シュートはGK正面。「得意な形だったんですが」と小川も唇を噛むほかない好機を逃してしまうと、セットプレーからのチャンスも実らずに後半は無得点で終了。1-2の敗戦という形で合宿最終日の練習試合は幕を閉じた。

「新しい選手を呼んでのプラスの部分も見えたし、いろいろな課題が見えた」と内山監督は試合を総括。そのうえで、「まだ(最終予選まで)時間があるという雰囲気がある。甘さがある。もう時間はないし、直前になって準備しようとしても遅い」と選手たちに対して警鐘を鳴らした。次回の招集は3月の予定で、大きく間が空くことになる。これはプロ入りする選手が新しい環境になじみ、キャンプを通じてポジションをつかみ取る機会を提供しようという親心でもある。3月の招集時に「Jで試合に出ているから呼べない」という選手が大量に出てくるようなら、この東京五輪世代の未来は自然と明るくなるはず。大学に進む選手を含めて、新しい環境で大化けする選手が一人でも多く出てくることを期待したい。

[写真]先制ゴールを決めたU-18代表候補MF長沼

(取材・文 川端暁彦)


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