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わずか14分で無念の負傷交代…広島MF野津田「申し訳ないし、悔しい」

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[12.10 クラブW杯1回戦 広島2-0オークランド 横浜]

 無念の負傷交代。序盤から積極的な姿勢を示したサンフレッチェ広島MF野津田岳人だったが、わずか14分でピッチを後にすることになった。

「この大会に賭ける思いがありました」。そう語ったように、先発出場を果たした野津田は前半6分にミドルレンジからゴールを脅かすなど、アグレッシブなプレーを披露する。そして同9分にはショートコーナーをMF青山敏弘に預けてリターンパスを受けると、中央へ切れ込んで強烈な左足シュートを枠内へと飛ばす。ボールは相手GKに弾かれたものの、こぼれ球をFW皆川佑介が押し込み、貴重な先制点が生まれた。

「あの場面はシュートを狙っていたので、思い切って枠に飛ばしたら何かが起きるかなという予感がありました。早い時間にシュートがゴールにつながったのは自分としては良かったと思います」

 上々のスタートかと思われたが、わずか2分後の前半11分にアクシデントが襲う。スライディングの際に右ヒザを負傷。「痛くて一度ピッチを出ましたが、まだ早い時間帯でした。まだやらないといけないと思ったし、プレーしたかったのですが、足が痛くてプレーできませんでした」。同14分、MF柴崎晃誠との交代を余儀なくされた。

「自分としては悔しい結果になりましたし、チームにも迷惑を掛けました。申し訳ないし、悔しい気持ちがすごくあります」。試合後の取材エリアで唇を噛むと、現状については「まだ、分かりません」と声を落とした。

(取材・文 折戸岳彦)

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