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マンU撃破のボーンマスMF、子供を亡くす悲劇乗り越え…

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[12.12 プレミアリーグ第16節 ボーンマス2-1マンチェスター・U]

 プレミアリーグは12日、第16節を行い、ボーンマスはホームでマンチェスター・ユナイテッドを2-1で下した。今季初のプレミアリーグ昇格を果たした“伏兵”が前節のチェルシー戦(1-0)に続いて大金星。プレミアリーグ初の2連勝を飾ったが、試合後の記者会見でエディ・ハウ監督は衝撃の事実を打ち明けた。

 この日、6試合連続で先発したMFハリー・アーターだが、大きな悲しみを乗り越えてプレーしていた。英『BBC』によると、25歳のアーターは週半ばに夫人が出産時に女児を亡くしたのだという。

「彼にとっては非常に感情的な1週間だった。彼はこの過程において、本当に堂々と振る舞い、そして今日もプレーした。胸の内にはさまざまな思いがあったはずだ。本当に信じられないよ」

 後半39分、イエローカードを受けたアーターは感情をあらわにし、目には涙も浮かんだようだった。その2分後に交代。試合終了のホイッスルが鳴ると、指揮官はアーターを後ろから抱きしめた。

「彼は感情を抑え、本当の強さを見せた。チームメイトも素晴らしかった。試合後のロッカールームでは感動的なシーンがあったんだ」

 試合後のチーム内の様子を語ったハウ監督は今後もアーターをサポートしていくと約束し、本人と話し合った結果、この日の試合に出場することになったと明かした。

「私は彼を誇りに思う。しかし、彼らの痛みがなくなることはない。我々はハリー(アーター)をケアしなければならないし、彼と彼の家族のことを考えたい。ハリーはプレーすることを望んだ。彼に迷いはなかった。私は彼と話をして、起用することを決めたんだ」

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