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広島、攻守に圧倒でアフリカ王者を3発撃破!! 準決勝で南米王者リーベルと対戦

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[12.13 クラブW杯準々決勝 マゼンベ 0-3 広島 長居]

 FIFAクラブワールドカップ2015の準々決勝が13日、大阪長居スタジアムで行われ、開催国代表で、3年ぶり2回目の出場となるJリーグ王者のサンフレッチェ広島が5年ぶり3回目の出場となるアフリカ代表のマゼンベ(コンゴ)と対戦。前半44分にDF塩谷司のゴールで先制した広島は、後半11分にDF千葉和彦、同33分にFW浅野拓磨が追加点を奪い、3-0の完封勝利を収めて準決勝進出を決めた。

 広島は10日に行われたクラブW杯開幕戦からGK林卓人、千葉、塩谷、MF青山敏弘、MF柏好文を除く先発6人を変更。DF佐々木翔、MF森崎和幸、MFミキッチ、MF茶島雄介、FWドウグラス、FW佐藤寿人を先発起用してアフリカ王者との一戦を迎えた。[スタメン&布陣はコチラ]

 序盤から両チームともにシュートチャンスを作り出す。前半2分、広島は左サイドから切れ込んだ柏が右足のシュートでゴールを脅かすも、ボールはわずかにゴール右へと外れた。同4分にはMFロジェール・アサレに強烈なミドルシュートを放たれるも林が横っ飛びのセーブで弾き出し、直後のCKではDFサリフ・クリバリにヘッドで合わされたがボールは枠を外れて難を逃れた。

 前半19分には強引にボールを運んだ佐々木のスルーパスから、佐藤がフリーでシュートチャンスを迎えたが、右足から放たれたボールは枠上に飛んでしまう。なかなかスコアは動かずに試合は進んだものの同44分、茶島の蹴り出したCKの流れから最後は塩谷が押し込み、広島が先制に成功した。

 1-0と広島がリードしたまま後半を迎えると、後半9分、左サイドから切れ込んだ柏のクロスをミキッチがダイレクトボレーで狙ったがゴールマウスを捉え切れず。しかし同11分、茶島のCKを千葉が打点の高いヘッドで合わせてネットを揺らし、広島がリードを2点差に広げた。

 その後、まずは1点を返そうとするマゼンベの反撃に遭うものの、体を張った粘り強い守備で決定機を簡単には作らせず。後半29分には佐藤に代えて浅野を投入すると、同33分に青山のパスから右サイドを駆け上がったミキッチのクロスをその浅野がヘッドで叩き込んで3点目を記録。その後もマゼンベに得点を許さずに3-0の完封勝利を収めた。

 勝利した広島は16日に大阪長居スタジアムで行われる準決勝で南米代表のリバープレート(アルゼンチン)と、敗れたマゼンベは16日に同スタジアムで行われる5位決定戦でクラブ・アメリカ(メキシコ)と対戦する。

(取材・文 折戸岳彦)

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