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バルサが来日初練習、負傷のネイマールは宿舎で静養

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 クラブW杯に出場するバルセロナ(スペイン)が14日、成田空港着の航空機で来日し、同日夕に横浜市内で初練習を行った。左足内転筋を痛めているFWネイマールはチームと一緒に来日したが、練習には姿を見せず、宿舎で静養した。

 この日朝に来日したばかりとあって、トレーニングは体をほぐす程度の軽めの調整となった。約1時間ほど、ストレッチやボール回しなど選手たちは思い思いに汗を流した。FWリオネル・メッシはFWルイス・スアレスとともにFKの練習も行っていた。

 練習後にはMFセルヒオ・ブスケツが報道陣の取材に対応。「勝つために日本に来た」と、09年、11年大会に続いて4年ぶり3度目となる世界一のタイトル獲得に意欲を見せた。大会初戦となる17日の準決勝では、ブラジル代表MFパウリーニョやFWロビーニョを擁する広州恒大(中国)と対戦する。

 広州は13日の準々決勝でクラブ・アメリカ(メキシコ)に2-1の劇的な逆転勝利をおさめたが、「試合の全部を見たわけではないが、一部分は見た」というブスケツ。元ブラジル代表監督のルイス・フェリペ・スコラーリ監督率いるアジア王者について「どういう選手がいるか、どういうプレースタイルかは分析している」と語った。

「準決勝に残るということはそれ相応の力を持ったチームということ。たやすく勝てる相手ではない。難しい相手だが、勝って決勝まで進んで、優勝をこの手に勝ち取りたい」

 この日、グラウンドに姿を見せなかったネイマールは準決勝の広州戦は欠場する見通し。勝ち上がれば、準決勝もう1試合のサンフレッチェ広島リバープレート(アルゼンチン)の勝者と対戦することになる20日の決勝での復帰を目指し、慎重に調整を進めていくとみられる。

(取材・文 西山紘平)

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