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広島GK林、失点は「自分のミスだった」と反省も…森保監督は擁護

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[12.16 クラブW杯準決勝 リバープレート 1-0 広島 長居]

 序盤から圧力を掛けられ続けた。リバープレートに主導権を握られて試合を進められたサンフレッチェ広島だったが、鋭い寄せと粘り強い対応でゴールを守り続ける。しかし、スコアレスで迎えた後半27分にセットプレーから先制点を献上してしまう。

 FWダバレ・ビウデスが蹴り出したFKに対して、GK林卓人は果敢に飛び出してキャッチを狙った。しかし、競り合いの中でキャッチをできず、こぼれ球を最後はFWルーカス・アラリオにヘッドで決められてしまう。ゴールを守り続けていた守護神は「もう一つ高いポイントでボールを取れていれば失点はなかった。自分のミスだったと思います」と唇を噛んだ。

 ミスからの失点になったかもしれないが、チームを率いる森保一監督は林を擁護した。「痛い失点になってしまいましたが、林はよくしのいでくれていたと思います。今シーズンを通して彼は良いパフォーマンスを見せていたし、今日の試合もこれまでどおりハイパフォーマンスを見せてくれていました。負けたことには悔しいと思いますが、やれていた部分は自信を持ってほしい」。

 アルゼンチンの名門クラブ相手に互角以上の戦いを演じたものの、0-1の完封負け。林は「どんな相手であれ、僕たちは勝つことでしか満足できません。相手のレベルがどうこうよりも、自分たちが勝ちたかった」と悔しさを滲ませた。

(取材・文 折戸岳彦)

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