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解任を恐れないミハイロビッチ、本田のことは「当てにしている」

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 ミランシニシャ・ミハイロビッチ監督は、MF本田圭佑に期待している。だが、本田がパフォーマンスで納得させなければいけないと語った。

 17日のコッパ・イタリア5回戦でサンプドリアと対戦するミラン。セリエAで出場機会を失っている本田にとっては、アピールする場となるかもしれない。ミハイロビッチ監督は前日会見で、本田について次のように述べた。起用については明言していない。ミラン専門サイト『milannews.it』が伝えた。

「(起用に関して)私を困らせるために何をしなければいけないか、彼はよく分かっている。彼は我々が当てにしている選手だ。最初、彼は常にプレーしていた。それから出場機会が減った。明日の試合には招集するが、プレーするかどうかは様子をみよう」

 恥骨炎の手術を受けたFWマリオ・バロテッリは、発熱のため招集メンバーから外れている。一方で、DFルカ・アントネッリは戦列に復帰した。ミハイロビッチ監督はサンプドリア戦について、「現時点でのベストメンバー」で臨むと話している。

 ミランはセリエAで下位相手に2試合連続ドローに終わり、再び酷評されている。サンプドリア戦や年内最終戦のフロジノーネ戦が進退の懸かる2試合とも言われるミハイロビッチ監督だが、解任を恐れてはいないと述べた。

「私は落ち着いている。自分の仕事を信じているし、不安にかられることもない。試合ごとに考えていく。そしてどこまでいけるかを見てみよう」

 シルヴィオ・ベルルスコーニ名誉会長は、チームとミハイロビッチ監督に「がっかり」したと話したと伝えられている。だが、ミハイロビッチ監督は次のように強調した。

「彼の発言は知らない。だからコメントできない。それに、彼の発言はそう言ったと伝えられているだけだ。私は直接聞いていない。いつも同じ質問はしないでくれ。答えも同じだ。サッカーのことについて話そう」

 ミハイロビッチ監督はリーグ前節終了後、判定への怒りをあらわにした。MFアンドレア・ベルトラッチは、ミランを「執ような不思議な空気」が取り巻いていると発言している。だが、ミハイロビッチ監督は言い訳をしようとしているのではないと強調した。

「私は決して言い訳をしない。選手たちも同じだと思う。今起きていることが他人のせいだと言った者などいない。ここから抜け出すには、勝つしかないんだ」

「選手たちに強い気質が足りない? 私はできるだけロッカールームに入らないようにしている。選手たちに自由を委ねているんだ。そういうことは、選手たちに聞くべきだよ」

 ミハイロビッチ監督は、ミランがチャンスをつくっていると主張しており、攻撃陣に決定力を求めている。

「この数試合で我々は多くをつくった。カルピ戦と(エラス・)ベローナ戦で35本のシュートだ。だが、得点は1ゴールだけだった。FWたちはもっと積極的にならなければいけない」

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