beacon

澤穂希が引退会見「悔いのないサッカー人生」…言葉詰まらせる場面も

このエントリーをはてなブックマークに追加

 今季限りでの現役引退を表明した日本女子代表FW澤穂希が17日、都内で引退会見を行った。晴れやかな表情で登壇した澤だが、会見冒頭、自らの言葉であいさつすると、言葉を詰まらせる場面も見られた。

「やりきった、悔いのないサッカー人生でした」と充実感たっぷりの様子で話した澤。引退決断については、「去年から自問自答を繰り返してきた」と説明。「W杯を終えた瞬間に悔いなくやり抜いたなと思った。その時くらいから今年いっぱいかなと思った。心と体が一致するのが難しいのかなと思った」と続けた。

 澤は15歳で女子日本代表に初招集され、4度のオリンピックと6度のW杯を経験。11年ドイツW杯大会では、決勝のアメリカ戦で劇的な同点ゴールを挙げるなど、日本男女を通じて初のW杯優勝に大きく貢献した。MVPと得点王を獲得すると、同年度のFIFA女子最優秀選手賞にも輝いた。

 なでしこジャパンでは最多の205試合と83得点を記録するなど20年以上にわたって日本女子サッカーをけん引。また、今年8月11日にベガルタ仙台の強化・育成担当の辻上裕章氏との結婚を発表していた。

(取材・文 児玉幸洋)

TOP