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バルサに脱帽のスコラーリ監督「彼らが遥か上だと誰が見ても明らか」

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[12.17 クラブW杯準決勝 バルセロナ3-0広州恒大 横浜]

 アジア王者が成す術もなく敗れた。序盤からバルセロナ(スペイン)に押し込まれる展開となった広州恒大(中国)は、体を張った守備で失点をしのいでいたものの、前半39分にFWルイス・スアレスに先制点を奪われると、後半にもスアレスに2点を追加されて3点のリードを奪われる。反撃に出たかったが、攻撃陣はシュート3本に抑え込まれて、0-3の完封負けを喫することになった。

 チームを率いるルイス・フェリペ・スコラーリ監督は、「戦術はある部分まではバランス良くできたと思う」と語りつつも、「ただ、バルセロナは他のチームとは違う。ファンタスティックなチームです」と相手チームを称賛。そして、試合直前にFWリオネル・メッシの欠場が発表されたものの、チーム力を大きく落とさないバルセロナのチーム力に脱帽した。

「メッシがプレーしないときは相手チームは期待してしまう。メッシは世界最高の選手だからだ。ただ、バルセロナには25、6人の素晴らしい選手がいるので、手元にいる選手だけで素晴らしいクオリティーの試合をしました。彼らは遥かに我々より上でした。それは誰が見ても明らかです」

 この日は完敗を喫することになったが、「目標は一つ残っている」と20日に行われるサンフレッチェ広島との3位決定戦に視線を向ける。13年には3位決定戦でアトレチコ・ミネイロ(ブラジル)に敗れていることもあり、「今回は一つ上の3位を目指す」と意気込んだ。

(取材・文 折戸岳彦)

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