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“名将対決”制した!森保采配的中!!「広島のサッカーを世界に発信できた」

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[12.20 クラブW杯3位決定戦 広州恒大 1-2 広島 横浜]

 興奮から来たものなのか、感激から来たものなのか。試合後、サンフレッチェ広島森保一監督は目を充血させながらインタビューに答えた。「先制されたのは厳しい展開になったが、選手たちが試合を諦めずに、よく走って戦って、我々のサッカーをして逆転してくれた。広島のサッカーだったと思う」。

 “名将対決”を制した。相手のアジア王者を率いるのはブラジル代表で世界一に立つなど経験豊富なルイス・フェリペ・スコラーリ監督。しかし、Jリーグ過去4年で3度の年間王者に導いている日本の若き名将は真っ向勝負を挑む。

 前半に先制した広州のスコラーリ監督は、後半と同時にFWエウケソンを下げるなど、守りに入る。しかし広島・森保監督は諦めない。同13分にFWドウグラス、同22分にはMF柏好文を送り込み、前線をフレッシュにして、同点、逆転弾を奪いに行く。

 すると後半25分、左CKをドウグラスが頭で押し込み同点。同38分には柏の右クロスをFW浅野拓磨がヘディングで合わせる。シュートはクロスバーに跳ね返ったが、ドウグラスが再び頭で押し込み、試合をひっくり返した。

「開催国枠でJリーグの代表、日本の代表として戦おうということで、意地を見せてくれた。我々広島は全世界に中継がある中で平和都市広島を勝利をもって、世界3位を持って発信できたと思います」

「すべてのサポーターに勝利をお届け出来て良かった。また世界180か国に広島のサッカーを発信できたのはよかったと思います」

 日本の若き名将が、ブラジルが誇る老将を上回る采配を見せ、世界3位を手繰り寄せた。

●クラブW杯2015特集

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