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チェフをもっと早く手に入れたかったベンゲル 「11年前に獲得できればどうなったか…」

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 アーセナルアーセン・ベンゲル監督は、今季チェルシーから加入したGKペトル・チェフの存在がチームにとって非常に重要であることを強調し、11年前に獲得しておけば良かったとも話している。

 今夏チェルシーからアーセナルに加入したチェフは、世界屈指のGKとしての期待に違わぬ活躍を見せ続けている。チームがプレミアリーグ2位の好位置につけているのは守護神の存在による部分も大きい。

 チェルシーがレンヌからチェコ代表GKを獲得したのは2004年のことだったが、その時点で獲得しておけば、という思いもベンゲル監督にはあるようだ。イギリスメディアが同監督のコメントを伝えた。

「彼は経験と落ちつき、それにリーダーシップももたらしてくれたと思う。レンヌにいたときに獲り逃してしまったと考えることもあるよ。その頃に彼とサインしていれば、我々の状況はどう変わっていただろうかとね」

「レンヌからチェルシーへ移籍したが、我々もチェルシーより早く動くことができていたかもしれない。特に、私は彼の代理人を非常によく知っているからね」

 チェフの存在はチームに自信と安心感を与えてくれるとベンゲル監督は語る。

「ダビド・オスピナに対して少し悪く言うようだが、そういうつもりはない。彼は昨年素晴らしかったからだ。だがペトル・チェフはすべてをやってくれた。オーラやカリスマを与えてくれる選手であり、ビッグゲームではそういうものが選手たちにとっていつも重要になる」

「ビッグゲームの試合前のドレッシングルームでは周囲を見回して、『我々には十分な強さがあるだろうか?』と思うものだ。そこにそういう選手たちの顔があれば、信じることができる」

 GKというポジションの重要性を改めて強調し、勝てるチームには優れた守護神が欠かせないことを強調した。

「歴史的にも、素晴らしいGKを擁することなく何かを勝ち取ったチームは存在しない。私はこの仕事をして30年になるが、GKはサッカーで最も過小評価されたポジションでありながら、勝つために最も重要なポジションの一つだと学んできたよ」

「どうしても、ストライカーはGKよりも高い給料をもらっているということになってしまう。だが結局のところ、彼らはGK以上に重要だろうか?」

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