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アジア王者撃破、そして“世界3位”…広島FW浅野「すごく自信になる」

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[12.20 クラブW杯3位決定戦 広島 2-1 広州恒大 横浜]

 自らにゴールこそなかった。しかし、自慢の快足を飛ばしてピッチを駆け回り、サンフレッチェ広島の攻撃にアクセントを加え続けたFW浅野拓磨は、チームの世界3位という結果に笑顔を見せた。

 シャドーの位置でスタートした浅野だったが、後半13分にFW佐藤寿人がベンチに下がると最前線へとポジションを移す。スピードを活かした裏への抜け出しで、相手守備陣の脅威となると、1-1と同点で迎えた後半38分にはMF柏好文のクロスに反応して強烈なヘディングシュートを放つ。ボールはクロスバーに弾かれたものの、こぼれ球をFWドウグラスが押し込んで決勝点が生まれた。

「ボールに当てたら何とかなるかなという気持ちでねじ込もうとしました。バーに当たってしまいましたが、ドグさん(ドウグラス)が入れてくれたので良かったです」

 自身は無得点に終わったことで、「ゴールを決めることができなかったので、自分のプレーは満足できるものではありません」と悔しさも滲ませた。しかし、今季のAFCチャンピオンズリーグで、Jクラブが苦杯を舐めさせられたアジア王者・広州恒大を相手に2-1の逆転勝利。そして、世界3位という結果に「すごく自信になったゲームだったと思います。今後も自信を持って、より高みを目指して頑張りたい」と胸を張って答えた。

(取材・文 折戸岳彦)

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