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役者が違う!! 躍動の“MSN”…メッシ「どんなときでも3人で良いプレーができる」

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[12.20 クラブW杯決勝 リバープレート0-3バルセロナ 横浜]

 千両役者がそろい踏みとなった。17日に行われた準決勝の広州恒大(中国)戦ではFWリオネル・メッシが尿管結石で、FWネイマールが左内転筋痛で欠場となったものの、この日のバルセロナの前線には、準決勝で2ゴールを記録したウルグアイ代表FWルイス・スアレスとともに、アルゼンチン代表とブラジル代表のエースが復帰。欧州で猛威を振るう“MSNトリオ”が、横浜国際総合競技場で“違い”を見せ付けた。

 まず魅せたのは、メッシだった。前半33分、右サイドからDFダニエウ・アウベスが送ったクロスを逆サイドのネイマールが頭で落とすと、PA中央で待ち構えていたメッシが、トラップから鮮やかな左足アウトサイドのボレーでゴールを陥れて先制点をもたらした。お次はスアレスだ。後半4分、後方のMFセルヒオ・ブスケツのスルーパスから完全に抜け出すと、GKの動きを見極めて落ち着いてネットを揺らし、2試合連続ゴールをマークした。

 そして、仕上げの3点目は“MSN"の連係から生まれた。右サイドからドリブルを仕掛けたメッシは、相手DFに囲まれながらも強引に突破。左サイドで待ち構えるネイマールがボールを受けると、柔らかいクロスをゴール前へと送る。最後はフリーでゴール前に走り込んだスアレスがヘッドで決めて、チームを3-0の勝利へ、そして世界一へと導いた。

 昨季からコンビを組む3選手。メッシは「スアレスとネイマールとはリーガやコパ・デル・レイでも、いつも良い連係が取れていて、どんなときでも3人で良いプレーができているよ」と2人への信頼を示す。

 クラブW杯制覇に「こういう形で1年を締めくくれたのは、すごくうれしいね」と喜びを表したメッシは、「これからも重要な試合が続くので、そこでも良い結果を出していきたいし、今後もFCバルセロナとして、より多くのタイトルを獲得していきたい」とさらなるタイトル獲得を目指す。

(取材・文 折戸岳彦)

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