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本田が逆転の口火を切る!今季初フル出場初アシストも記録、ミラン15年白星締め

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[12.20 セリエA第17節 フロジノーネ2-4ミラン]

 セリエAは20日、第17節を行った。日本代表MF本田圭佑の所属するミランは敵地でフロジノーネと対戦し、4-2で勝利した。本田は右MFで先発出場。後半3分にDFイニャツィオ・アバーテのゴールをアシストした。

 ミランはここのところリーグ戦は2戦連続引き分け中。しかしその相手が19位と最下位ということで、シニシャ・ミハイロビッチ監督への批判が集まっている。そして今節も相手は18位フロジノーネ。しかし中盤の2枚、MFユライ・クツカとMFナイジェル・デ・ヨングが出場停止で欠場。ミハイロビッチ監督は本田の先発起用を決断した。

 本田のリーグ戦の先発は、9月22日のウディネーゼ戦以来、12戦ぶり。今月17日のコッパ・イタリアのサンプドリア戦に途中出場して、最終盤にダメ押し点をアシストした勢いを持ち込みたいところ。本田は4-4-2の右MFで出場した。

 ただ試合はフロジノーネが序盤の主導権を握る。前半19分にはGKから鮮やかなカウンターを許すと、FWフェデリコ・ディオニージのスルーパスで中央を簡単に崩される。反応したFWダニエル・チョファーニにゴールを許し、ミランはあっさり先制を許してしまう。

 しかしミランは後半に入るとさすがに地力の差を見せる。3分にはアバーテとのワンツーでゴール前に入った本田が右足で狙う。シュートは惜しくも左に外れてしまったが、チームを勢いづかせる。

 そして後半5分、ショートカウンターから中央で本田がワンタッチで右サイドに展開。走り込んだアバーテが右足でしっかり蹴り込み、同点弾を奪う。本田は公式戦2試合連続アシスト。リーグ戦でアシストを記録するのは、今年5月9日のローマ戦以来。今季は初アシストになった。

 さらに後半10分にはFWエムベイェ・ニアンの右クロスからゴール前で混戦を作ると、MFジャコモ・ボナベントゥーラのアシストをFWカルロス・バッカが押し込み、試合をひっくり返した。

 ミランは後半32分、右サイドからのボナベントゥーラのCKをDFアレックスがヘディングで押し込み加点。しかしフロジノーネも同38分に、左FKからニアに入ったディオニージがヘディングで押し込み再び1点差とする。しかし反撃もここまで。ミランは後半アディショナルタイムにボナベントゥーラがダメ押し点を奪い、4-2で勝利。リーグ戦3戦ぶりの勝利を挙げた。

 本田は今季初のフル出場。終盤にもシュートを放つなど、最後まで積極性を見せた。15年ラストゲームで存在感を示した。


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