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インドでタイトルを逃したジーコが吠える!「なぜ日本人審判を任命したのか分からない」

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 インド・スーパーリーグ(ISL)でタイトル獲得を逃した元日本代表監督ジーコ氏は、プレーオフの試合でのジャッジに不満の声を上げるとともに、日本人審判団が割り当てられたことにも異議を唱えている。

 10月から12月までの短期決戦で行われるISLは、20日に今季のファイナルが開催された。ジーコ監督率いるFCゴアを3-2で破って優勝を飾ったのは、マルコ・マテラッツィ監督率いるチェンナイインFCだった。

 タイトルを決める重要な試合で笛を吹いたのは、日本から招かれた山本雄大主審。2人の副審も含めた日本人審判団が試合を担当したが、ジーコ監督は納得できないようだ。日本をよく知る同監督は、試合後に次のように不満を述べている。

「審判たちは配慮に欠けていたと思う。なぜ3人の日本人審判が割り当てられたのが分からない。力を持った者たちが、最後の重要な3試合にこの審判たちを任命したんだ。私は彼らのような日本人審判たちの考え方を知り尽くしているよ」

「プレーの規律面についての話だ。(プレーオフ準決勝で対戦した)デリーは22回のファウルを犯し、我々は6回だった。こちらの選手は何度もやられていたが、レッドカードが出ることはなかった。チェンナイの監督は審判を親友のようにハグしていた。ルールによれば、審判に触ればレッドカードが出てもいいはずだ。サッカーをプレーして勝つことができないのか? そのほかのやり方があるのか?」

 サッカー界全体に、プレーと直接関係のない部分での問題が増えすぎているとジーコ監督は指摘する。

「私はチームに対してただサッカーをするよう要求しているが、間違っているだろうか? 残念ながらサッカーはこういうことばかりだ」

「UEFAの会長(ミシェル・プラティニ)は8年間サッカー関係の活動を禁じられたし、ブラジル連盟の会長(ジョゼ・マリア・マリン)は収監されている。インドのサッカーではこういうことが起こらないよう願いたいね」

 準優勝に終わったFCゴアの選手たちやジーコ監督は、試合後の表彰式や会見への参加をボイコットした。クラブの決定によるものであり、本意ではなかったと指揮官は語った。

「会長の指示によるものだよ。逆らうことはできないからね。セレモニーと会見には出席しないよう言われたんだ。私は賛成しなかったが、決定に逆らってもらうわけにはいかないと言われたよ」

「気づかれていたかどうか分からないが、我々は選手たち全員を20分間ベンチに残して、セレモニーを見ていたよ。グラウンドを去ったわけではない。オーナーたちは選手起用に口は出さず、私の決断を尊重してくれていたので、彼らの決断を尊重しない理由はない。正しかろうか間違っていようが、いつも上の者を尊重しなければならない」
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