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香川が地元・神戸でイベント主催…子供たちと触れ合い「逆にクリスマスプレゼントをもらった」

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 ドルトムントの日本代表MF香川真司が主催するイベント「#ShinjiDream Christmas(シンジ ドリーム クリスマス)」が24日、神戸総合運動公園ユニバー記念競技場で開催された。

 生まれ故郷である兵庫の地に恩返しがしたいという気持ちと、子供たちに夢を与えたいという想いから開催が決定。香川自身がプロデュースした初の本人主催のイベントは2部構成で行われ、第1部には4歳から6歳までの子供たち約500人が参加し、ピッチ上で香川と一緒にボールを蹴り合った。

「あれぐらいの年齢の子供たちは本当に元気で、ずっと走り回っていられる。その表情を見ていても、走っているだけでうれしそうで、純粋に走り回っている姿を見て、昔の自分を思い出したし、刺激をもらった」

 子供たちは約30人ずつのグループに分かれて代わる代わるピッチに入ったが、香川は約80分間、ほぼノンストップ。「公園でサッカーをする感覚で、たくさんピッチを元気に走り回ってほしい。公園に遊びに来たら、たまたま香川真司がいたぐらいの気楽な気持ちで楽しんでほしい」という言葉どおり、ボールを追いかける子供たちの表情には笑顔が弾けた。

 第2部では香川が一人で兵庫県内の小学1~3年生の男女31人とフルコートで対戦。8分ハーフで行われた「1対31」の特別ゲームは前半を1-3で終え、後半からは急きょドルトムントで同僚のMF丸岡満が飛び入り参加し、「2対31」で後半を戦った。結局、前後半を3-4で終えると、香川が“泣きのスペシャルタイム”を子供たちに要求。5分の追加タイムで香川が2得点、丸岡が1得点を決め、最終的には6-4で「香川・丸岡チーム」が勝利した。

「サッカー選手なので、やはりサッカーを通じて子供たちと触れ合いたいなと思った。地元の神戸で何かできればと思って、みんなでピッチで楽しむことをしたかった」。イベント終了後、報道陣の取材に応じた香川はあらためてイベント開催の趣旨を説明。子供たちの保護者を含め、約1500人が来場したイベントは大盛況のうちに幕を閉じ、「想像していた以上にたくさんの子供たちが来てくれて、本当に自分は幸せ者だと感じた。逆にみんなからクリスマスプレゼントをもらった気持ちです」と笑顔で感謝していた。

(取材・文 西山紘平)
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