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ファン・ハール解任へ加速か…ルーニー先発外のマンUがストークに敗れ公式戦4連敗

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[12.26 プレミアリーグ第18節 ストーク・シティ2-0マンチェスター・U]

 プレミアリーグは26日、第18節を行い、マンチェスター・ユナイテッドは敵地でストーク・シティと対戦。ルイス・ファン・ハール監督の解任報道が絶えない中、ユナイテッドは前半に2失点し、後半に得点を挙げることができないまま、0-2で敗れ、公式戦4連敗を喫した。

 ユナイテッドはチャンピオンズリーグで決勝トーナメント進出を逃し、リーグ戦では昇格組に連敗するなど公式戦ここ6試合で白星から遠ざかっており、ファン・ハール監督の解任が噂されている。そんな中、ユナイテッドはFWウェイン・ルーニーをスタメンから外し、MFマルアン・フェライニをトップ下で起用。MFアンデル・エレーラをボランチに入れた。

 試合は序盤からストークが主導権を握る。第15節のマンチェスター・シティ戦で抜群のコンビネーションを見せ、2-0の勝利に導いたMFジェルダン・シャキリとFWマルコ・アルナウトビッチが前線で流動的に動き、FWボージャン・クルキッチが右足ミドルを放つなどユナイテッドの守備陣を翻弄。すると、その勢いのままに先制に成功した。

 前半19分、右サイドでふわっとしたボールを裏に出す。これは味方に合わなかったが、FWメンフィス・デパイのバックパスが中途半端になったところをDFグレン・ジョンソンが見逃さず、PA右から中央へ折り返し、ボージャンがトラップから右足アウトで押し込んで1-0。さらに同26分、左45度の位置でFKを獲得したストークは、キッカーのボージャンが放ったシュートは壁に阻まれるも、こぼれ球をアルナウトビッチが豪快に右足を振り抜き、2-0と一気にリードを広げた。

 2点を追う展開となったユナイテッド。前半29分、デパイのFKはGKジャック・バットランドに弾かれ、こぼれ球にフェライニが詰めたが、惜しくもオフサイドの判定。チャンスを逃すと同36分には、センターサークルからボージャンのスルーパスでアルナウトビッチに完全に抜け出され、3失点目かと思われたが、ゴール左へ外れ、事なきを得た。

 後半開始からユナイテッドはルーニーを投入すると、攻撃のリズムが変わり、相手陣内でボールをキープする時間が増え始める。後半19分、ルーニーがPA右でパスを受けると相手をかわし切る前に中央へ折り返す。これがフリーのフェライニにつながり、決定機だったが右足シュートはGKバットランドの右手に阻まれ、1点が遠い。

 リードしているストークはボージャンやアルナウトビッチを中心に追加点を狙いに行き、ユナイテッドを引き離そうとする。後半39分には素早いリスタートでMFチャーリー・アダムがハーフェーライン上から直接シュート。追い風に乗ってGKダビド・デ・ヘアの頭上を越えたが、ゴール上に外れる。直後にFWアントニー・マルシャルにシュートを打たれるもGKバットランドが好セーブ。2-0で逃げ切り、5日のシティ戦以来の白星を挙げた。

 一方でユナイテッドは、またも得点力不足を露呈し、零封負け。中1日でフース・ヒディンク氏を新監督に迎えたチェルシーと対戦するが、その前かチェルシー戦の結果次第で来年、ファン・ハール監督がベンチに座っていない可能性もある。


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