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シャビ「自分がバロンドールに値すると思ったことはない」

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 アルサッドMFシャビ・エルナンデスは、最盛期にバロンドールを受賞できなかったことが必然であったとの見解を示している。

 バルセロナ、スペイン代表を幾度も優勝に導いてきたシャビだが、バロンドールでは最終候補に残っても受賞することは一度もなかった。だが選手本人は、バルセロナの元チームメイトFWリオネル・メッシがいれば、自身が受賞することはあり得なかったとの考えを口にしている。

「自分がその賞に値すると思ったことはない。多くの人々がそう言うが、メッシという史上最高の選手がいるわけだからね。その賞を勝ち取れるという感覚は、一度も手にしたことがなかった」

「僕はバルセロナとスペイン代表のために全力を尽くした。その事実は自分を幸せにしてくれるものだよ」

 シャビのメッシに対する称賛は、尽きることがない。

「クリスティアーノ・ロナウド、ネイマール、ルイス・スアレスも並外れた選手だが、メッシの下に位置している。現在の選手たちはよりフィジカルに特化していて、攻撃、ドリブルを仕掛けることは難しくなった。だけどレオは相手をかわすこと、スペースを生み出すこと、得点を記録することができる。それを10年間にわたって続けているんだよ」

 チームのプレースタイル論に格別のこだわりがあるシャビだが、ジョゼ・モウリーニョ監督の哲学はやはり受け入れられないようだ。

「彼の哲学には敬意を払う。だけど、どんなことをしても勝つという哲学は、時としてスタイルに忠実ではなくなってしまう。もしスタイルがあれば忠実な人間だが、彼はそれを失うことも厭わず、何より勝利を手にすることを重要視する。僕にとっては、結末だけですべてが正当化されるわけじゃない」

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