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[MOM1628]八千代MF三須啓史(2年)_抜群のドリブルスキル備えたゲームメーカー

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[高校サッカー・マン・オブ・ザ・マッチ]
[12.28 横山杯決勝第2グループ第1戦 鹿島学園高 0-0 八千代高 HASAKI SOCCER VILLAGE B面]

 まだまだパス、キックの部分に課題を残すが、中盤中央で見せるドリブルに関しては豊島隆監督も「上手い」と認める。八千代高はMF三須啓史が独特のボールタッチとその個人技で存在感を放った。

 中盤で動き回り、パスコースを作るだけでなく、的確にパスを散らす。時折見せる個人技がまた印象的だった。前半には左タッチライン際で「(相手DFが)スライディング来ると思ったので」とさらしていたボールを巧みに引いてかわすと、持ちだしてから一発でサイドチェンジ。ベンチから好プレーを讃える声を受けた背番号6は、後半にも中央に空いたスペースを逃さずにボールを進めて縦パスを入れるなどチャンスの起点となっていた。

 昨年の横山杯で評価され、U17選抜の一員としてスペイン遠征も経験した実力者。「JSC千葉というドリブルチームにいました」というMFの自信をもったボールコントロールから八千代のチャンスが生み出されていた。だが、無得点に終わった試合について三須は「ゴール前でアイディアが足りないというか、打たされた感じで全体的に決定力がないというか、関わりとかモビリティがまだ低いと思います」と課題を指摘していた。

 現3年生の世代の公式戦も経験。だが選手権千葉県予選では交代出場した東京学館高との2回戦でチームは敗れ、「後半負けている状態で入って何もできなかった」と唇を噛む。だからこそ、悔しさをバネに成長するだけ。「あんまり自分的に声出せない選手かもしれないですけれども、献身的にやっていきたいです」というMFは課題を改善し、得点に絡む回数を増やして勝利に貢献する選手になる。

(取材・文 吉田太郎)
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