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[MOM1630]新潟西GK飯吉将通(2年)_成長目標のハイボールで安定感、「点を取られないチーム」の184cm守護神

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[高校サッカー・マン・オブ・ザ・マッチ]
[12.28 横山杯決勝第1グループ第2戦 習志野高 0-0 新潟西高 HASAKI SOCCER VILLAGE B面]

 来年、「点を取られないチーム」を目指す新潟西高は成海優監督が「ここへ来て安定してきた」というGK飯吉将通中心に無失点。スコアレスドローで勝ち点1を獲得した。

 前半にはゴール左隅を捉えたシュートに反応してセーブ。果敢な飛び出して決定機を阻止するシーンもあった。加えて184cmの長身を活かしてハイボールを確実にキャッチ。安易にクリアに逃げることなくキャッチすることでカウンターにつなげ、また場面によってパンチングを使い分ける判断も的確だった。
 
 一人ひとりが目標をもって向上して行こうという取り組みの中で、飯吉はハイボールの部分を成長目標にしている。「自分、高さあるのにハイボールとかあまり出れていなかったので、今回はハイボール出て行けるように心がけている。危ないと思った時はパンチするんですけど、キャッチできるところはキャッチしてカウンター行けるように」。前に出て確実にハイボールを処理するプレーはチームに安心感を与えていた。

 下級生時からレギュラーを務めている飯吉は選手権予選準々決勝の敗戦の悔しさを持って冬に臨んでいる。全国大会でもダークホークと評される新潟明訓高に0-5で敗戦。「選手権という一番大事な試合で0-5という大差で負けたのは悔しい。先輩たちに申し訳ない気持ちもあるけれど、自分たちの代でやってやろうという気持ちになりました」。その思いをもって日々取り組んでいる。

 成長目標として強さを発揮しているハイボールに加え、声でチームを動かし、相手のシュートコースを限定させて止めるという特長も持つ守護神。副主将としてチームをまとめて守備面をより安定させて新潟西を「点を取られない」チームにする。

(取材・文 吉田太郎)
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