beacon

“絶好調パパ”宇佐美が2戦連続2発!G大阪が広島にCSリベンジ!!連覇目指し浦和と元日激突

このエントリーをはてなブックマークに追加

[12.29 天皇杯準決勝 広島0-3G大阪 ヤンマー]

 天皇杯の準決勝が29日に行われ、ガンバ大阪はヤンマースタジアムでサンフレッチェ広島と対戦し、3-0で勝利した。チャンピオンシップ決勝の再戦となった組み合わせだが、24日に長女が誕生し、26日の鳥栖との準々決勝でも2ゴールを決めていたFW宇佐美貴史がこの日も2ゴールを記録。“絶好調パパ”の2試合連続2発などの活躍で、G大阪が連覇へ向けあと1勝に迫った。

 宇佐美の先制点は前半7分、右サイドから上がったMF倉田秋のクロスをFWパトリックが頭で落とす。中央で受けた宇佐美はコントロールから左足を振り抜く。シュートはブロックしたDF千葉和彦の股下を抜けると、ゴール右隅に吸い込まれていった。

 試合が進むにつれて広島の攻勢に押されてしまったG大阪だが、後半29分、倉田の粘りをFW長沢駿がつま先で落とすと、宇佐美が胸トラップから倒れ込みながら左足シュート。劣勢の中で値千金の追加点を奪い、G大阪の勝利を決定づけた。

 その後も広島MF浅野拓磨への対応に苦しむなど、広島の猛攻を受けたG大阪だが、GK東口順昭を中心とした鉄壁の守備で守り抜く。後半アディショナルタイムには長沢がダメを押す得点を奪ったG大阪がチャンピオンシップのリベンジを果たし、2年連続の決勝の舞台へと駒を進めた。

 試合後、インタビューに答えた宇佐美は「フィニッシュの時に全く慌ててない。アイディアがたくさんある。その中でいい選択肢をチョイスできている」と完全復調に手ごたえを語る。「悔しい思いをさせられていたので、しっかり返そうと思った」とCSで敗れた広島撃破を喜ぶと、「最後は笑顔でハッピーで終われるようにしたいですし、僕自身もチームに貢献できるように頑張りたい」と決勝戦へ向けて力を込めた。

 決勝の相手は柏に勝利し、2006年以来、9年ぶりの決勝進出を決めた浦和レッズに決まった。両チームはその2006年の決勝でも激突しており、その時は浦和が1-0で勝利している。どちらに2016年最初の女神は微笑むか。決勝は来年1月1日、味の素スタジアムで14時15分にキックオフする。 


●第95回天皇杯特設ページ

TOP