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[MOM1634]武南FW加藤壮磨(2年)_「ゴール前で勝負したい」ストライカーが値千金の逆転弾

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[高校サッカー・マン・オブ・ザ・マッチ]
[12.29 横山杯決勝第2グループ第3戦 鹿島学園高1-2武南高 ジャーニィー土合グラウンド A面]

「来るだろうと思って」ゴール前に走り込んだ。右へ流れてボールを受けたFW松井優太が上げたクロスを仲間を信じて走り込んでいたFW加藤壮磨がヘッドで押し込み、チームは2-1と逆転。これが決勝点となり、加藤が武南高を勝利に導いた。

 加藤はドリブルで中央突破、DFラインとの駆け引きで裏へ抜け出すチャンスを伺うなど得点に貪欲な姿勢を見せていた。後半4分に決勝点となる得点を挙げた加藤だが、内容には全く納得していない様子で、「全体的に内容も全然良くないと思いますし、全然フォワードとして、個人としても決められるところで点を取れていない」と表情は曇らせた。

 得点後は追加点を狙いに行くチームの中で、監督の指示でサイドに開いてボールを受ける場面もあった。「僕はゴール前で勝負したい」というこだわりを持っているが、「前を向いてシュートを打ちたかったけどうまくいかなったし、なかなかうまく組み立てられないので、まだそこまで行けていない」と反省の弁が口をついた。

 それでも「個人的にはネイマールが好き」と語る加藤は、「点が取れて信頼されるような選手になりたいです」と前を向く。まだ動き始めたばかりのチームで今後存在感を放ち、サイドではなく中央で、ゴール前で勝負強い、信頼されるストライカーを目指してこれからを戦っていく。

(取材・文 清水祐一)
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