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[MOM1636]八千代MF坪沼翔太郎(2年)_チームを勢いづける狙っていた先制ミドル

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[高校サッカー・マン・オブ・ザ・マッチ]
[12.29 横山杯決勝第2グループ第3戦 八千代高4-0韮崎高 ジャーニィー土合グラウンド B面]

 スコアレスで折り返した後半、立ち上がりから攻め込まれ耐える時間が続いた八千代高だったが、背番号10の一振りが流れを大きく変え、その後のゴールラッシュへとつながる引き金となった。

「ゴール前でのアイデア、ボールに関わる選手をもっと人数を増やして、攻撃に厚みをもたせたかった。後半はそういうところに意識していろいろなアイデアを出せるようにしていた」と語るMF坪沼翔太郎は右サイドを主戦場としながらも斜めにゴール前へ走り込んだり、中央でボールを受けるなど流動的に動き、チームの攻撃を活性化。これに他の選手たちも連動し、効果的な動きやパスで徐々にゴールへ迫った。

 すると後半4分に坪沼がPA手前やや右から思い切りよく右足を振り抜く。「風が追い風になり、GKも出ていたので遠目から狙っていけば入るかなと思っていた」というシュートは風に乗って威力が増し、GKの反応をわずかにずらして、ゴールネットに突き刺さった。これで勢いに乗った八千代はその後3点の加えて、4-0と快勝し、グループ首位を決めた。

「(得点シーンは)この合宿で狙っていたこと。常にゴールは狙っていきます」と結果に手応えを感じたようで、胸を張る坪沼。持ち味の「ドリブルからのラストパス、遠目からのシュート」にさらに磨きをかけ、八千代で欠かせない背番号10へと成長していく。

(取材・文 清水祐一)
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