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本人もビックリ!? 滑り込み選出のDF三竿「自分が選ばれるとは…」

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 残り2枠となっていたリオ五輪アジア最終予選メンバー。MF豊川雄太(鹿島)とともに滑り込みで選出されたのは、プロ1年目の19歳DF三竿健斗(東京V)だった。

 下部組織から東京Vで育った三竿は今季トップチームに昇格。開幕スタメンを飾ると、レギュラーとして1年を過ごし、39試合出場を果たした。そして、10月に行われた佐賀合宿で手倉森ジャパン初招集を受け、最終予選メンバーに選出されることになった。

 30日に行われた残り2名のメンバー発表後、取材に応じた三竿は「自分が選ばれるとは本当に思っていなかったので、言葉が出ないという感じでした」とメンバー入りを伝えられた際の心境を明かした。

 本人も驚きの選出となったものの、手倉森誠監督はバランサーとしての能力や身体能力の高さ、そして最終予選が行われる中東でのプレー経験があることを評価。自身は「自分の持ち味は相手の攻撃をつぶすこと。体の当たりでも絶対に負けないようにしたい」とピッチ上で自身の持ち味を発揮し、チームに貢献しようと意気込みを示した。

「今年プロになったばかりで、自分がこの代表に選ばれるとは思っていなかったです」。プロになりたての頃は、手倉森ジャパンに入る自分を想像できなかったのかもしれない。しかし、所属クラブでレギュラーとして1年を過ごして成長を遂げ、自らの力でチャンスをつかんだ男は「日の丸を背負うことは非常に責任感が生まれるので、常に責任ある行動をして、ピッチ内外で自分のできることを出し切りたい」と代表の一員として胸を張って答えた。

(取材・文 折戸岳彦)

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