beacon

[選手権]“セクシー対決”から始まる全国舞台、野洲の注目レフティーMF林「闘争心を第一のテーマにやってきた」

このエントリーをはてなブックマークに追加

 30日に開幕した第94回全国高校サッカー選手権は、31日に1回戦15試合を行う。中でも注目のカードは対戦が決まった直後から“セクシー対決”と報道されるなど話題になった野洲高(滋賀)対聖和学園高(宮城)戦だ。

 圧倒的な個人技をベースに、ドリブル、ショートパス、サイドチェンジなど多彩な攻撃で05年度大会で日本一に輝いた野洲は“セクシーフットボール”が代名詞。近年は非常にコンパクトな陣形からコンビネーションで崩すことを徹底して試合会場を沸かせてきたが、注目レフティーMF林雄飛主将(3年)や世代を代表するドリブラー・FW{村上魁}}(3年)といった全国屈指のタレントを擁する今年はロングパスを活用して相手の守りを広げてそこを個人技で崩すことで、県予選決勝での5得点などよりゴールを奪うことを実現してきた。

 その野洲が初戦で対戦する聖和学園は「東北のドリブル軍団」。自陣から徹底してドリブル、コンビネーションでゴールまでボールを運ぶ非常に独特なスタイルでその名を全国に轟かせてきた。今年は野洲同様に長いボールも活用しながらの攻撃も展開するだけに、技と技の対決がどのように繰り広げられるか注目だ。
 
 野洲の林は「初戦が一番大事な試合なんで楽しんでやりたいと思います。勝つためにやることやってきたのでそれをやっていきたい」と決意表明。そして「闘争心が相手のチームよりもあることを第一のテーマにやってきたのでそこを見てほしいです」。上手さだけでなく、戦う姿勢でも相手を上回って、注目対決で必ず白星を収める。

(取材・文 吉田太郎)
▼関連リンク
【特設】高校選手権2015
連載:高校マン・オブ・ザ・マッチ2015
DAYS×ゲキサカ連動企画「全国のつくしを探せ!」特設ページ

TOP