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モイーズ、自身の経験から古巣にアドバイス「ユナイテッドはファン・ハールで続けるべき」

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 デイビッド・モイーズ氏は、アレックス・ファーガソン氏が引退してからのマンチェスター・ユナイテッドを率いる難しさをよく知っている。だからこそ、ルイス・ファン・ハール監督を解任すべきではないと古巣に“助言”した。

 チャンピオンズリーグでグループステージ敗退に終わり、公式戦で8試合白星がないユナイテッドは、ファン・ハール監督の進退が常に騒がれている。

 2013-14シーズンにユナイテッドを率いたものの、1年も経たずして解任の憂き目に遭ったモイーズ氏は、『BTスポーツ』で次のように述べた。

「ユナイテッドは常に監督を支えてきた。私は、彼らがファン・ハールで続けることを願う。彼はもっと時間を与えられるに値するよ。今は仕事を進めているところだ。彼は何人か補強したね。私はスペインで経験したが、国外からの移籍は時間がかかるんだ。彼らは頻繁に監督を代えるクラブにはなりたくないはずだよ」

 一方で、モイーズ氏はアレックス・ファーガソン氏のような偉大な指揮官の後が難しいとも認めている。

「再建には時間が必要だった。デイビッド・ギルもいなくなったことも忘れてはいけない。彼はユナイテッドでとても大きな影響を持っていたんだ」

 ユナイテッドのベンチを去って16か月。モイーズ氏はいまだ当時のことを忘れていないようだ。

「私は、常に監督のことをケアするクラブに行くと思っていた。苦しんでいても、うまくいっていなくても、解決する時間があるとね。ユナイテッドにいたとき、私はそう勘違いしていたんだ。私にはサー・アレックスの下でリーグを制した素晴らしい選手たちがいた。だが、変化や進化には時間がかかるんだ。だが、10か月ではできない」

「ユナイテッドを再び率いる機会があれば?もちろんだ。マンチェスター・ユナイテッドを率いたくないという監督は世界にごくまれにしかいない」

 今季のプレミアリーグで2得点と不振のFWウェイン・ルーニーについて、モイーズ氏はいずれ中盤にコンバートすべきとしつつ、ストライカーとして現在の苦境を乗り越えるはずだと支持した。

「彼は苦しい時期を過ごしている。だが、私は乗り越えると思うよ。私は常に彼はMFになると言ってきた。でも、今はあのように優れたゴールゲッターであり、諦めたくはないものだね」

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