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[選手権]東京Vユースから青森山田へ…夢の舞台で追撃弾の神谷「お祭りのような雰囲気を楽しんだ」

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[12.31 全国高校選手権1回戦 青森山田高3-2大社高 ニッパツ]

 あこがれだった夢のピッチを踏みしめた。青森山田高のMF神谷優太(3年=湘南ベルマーレ内定)が大逆転への反撃の狼煙を上げた。0-2で迎えた前半39分、DF原山海里(3年)のロングスローのこぼれ球をMF高橋壱晟(2年)が落とし、神谷が右足ダイレクトボレー。豪快にゴールネットを揺らし、1点を返した。

「その前の1、2本目のシュートが上に浮いていた。そこで感覚をつかんで、とにかく下に抑えながら打とうと思った。1点取って勢いに乗れたと思うし、みんなの自信になって、後半にも臨めたと思う」

 1-2の1点差で後半に折り返すと、後半16分に高橋のミドルシュートで同点。後半アディショナルタイムには再び原山のロングスローから最後は高橋が押し込み、劇的な決勝点を奪った。

 2点ビハインドを跳ね返す逆転勝利。「プレミアリーグでも逆転して勝ったりしていたし、焦りはなかった。自信しかなかった」という背番号10を黒田剛監督も「こういう舞台でも動じることがない。東京で過ごした時期に、そういう舞台度胸も洗練されたんだと思う」と手放しで称賛する。

 生まれ育った山形から上京し、東京ヴェルディの下部組織で育った。ジュニアからジュニアユース、ユースと順調に昇格していく中、昨冬に青森山田高へ転入。すべては最初で最後のチャンスとなる全国高校選手権でプレーするためだった。

「本当にお祭りのような良い雰囲気で、これをいかに楽しむかということを考えた。次も楽しみながら試合を戦っていきたい」。だれよりも特別な思いで臨んだ選手権初戦。たった1試合で終わるわけにはいかなかった。1月2日には野洲(滋賀)を7-1で粉砕した聖和学園(宮城)との2回戦が待っている。黒田監督は「ここに懸ける思いは人一倍強い。明後日以降の試合ではもっとリラックスしてやってくれると思う」と、さらなる爆発に期待していた。

(写真協力『高校サッカー年鑑』)

(取材・文 西山紘平)

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