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[DAYS×ゲキサカ連動企画vol.74]國學院久我山MF名倉巧(2年)_「小さくても当たり負けない」、技巧派MF

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DAYS×ゲキサカ連動企画「全国のつくしを探せ!」
[12.31 全国高校選手権1回戦 國學院久我山高1-0広島皆実高 味フィ西]

 幾度もバイタルエリアで仕掛けては、相手の脅威となった。國學院久我山高(東京B)は広島皆実高(広島)に1-0で勝利し、2年連続の初戦突破を果たした。4-1-4-1の2列目に入ったMF名倉巧(2年)は最終ラインの間を縫っては、チャンスメイクをみせた。

 対戦相手の広島皆実は3バックを敷いたが、守備では5-4-1システムに変化。5バックでゴール前を固めた。それでも名倉はFW澁谷雅也(2年)とともに、相手の背後を狙ってはゴールを目指した。DF2枚に囲まれるシーンも多かったが、決してボールを奪われず。足元に隠して鮮やかなドリブルで侵入しては、決定機につながるパスを供給した。自らシュートまで持ち込めずに悔しさはあるが、ボールを持ったシーンでは違いをみせた。

 167cm・58kgと決して身体は大きくはないが、相手守備網をかいくぐって観客を魅了した名倉。「身長は高くないですが、球際の足の動かし方とかは他のチームがやっていないことを久我山ではやっているので。練習してきた面を試合で出せたかなと思います。小さくても当たり負けせずに出来ました」と胸を張った。

 「久我山が久我山らしいサッカーをするためには、彼らのようなテクニックがある子たちがああやって身体を鍛えることが重要」と清水恭孝監督は話す。決してサイズは大きくないが、名倉は下半身にはしっかりとした筋肉をつけ、当たり負けないフィジカルを培ってきた。それがあってこそ、持ち前の技術も活きるのだ。

 指揮官が「名倉に関してはシュートがもっと入れば。キックがしょぼすぎて……」と冗談まじりに話したのも、期待の裏返し。2年生MFは「3年生と最後の大会。恩返しの意味では自分は攻撃の選手なので。点を取ってチームに貢献したい」と力強く誓った。

(写真協力『高校サッカー年鑑』)

(取材・文 片岡涼)
 『DAYS』は、何の取り柄も特技もない少年・柄本つくしが、サッカーの名門・聖蹟高校に入部したことで始まる灼熱×感動×奇跡の高校サッカー漫画だ! 現在、週刊少年マガジンで連載中。
 そしてゲキサカでは、柄本つくしのように、“泥臭くチームのために献身的に走る”全国のサッカープレイヤーを応援していく企画「全国のつくしを探せ!」を展開中! 各地の高校世代のゲームの中から、つくしに負けない“熱さ”を持った選手をピックアップしていく。全国のサッカープレイヤーは要チェックだ! 次の“つくし”はキミかもしれないぞ!!

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