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[MOM1651]矢板中央DF真下瑞都(2年)_手と頭で狙い通り!?

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[高校サッカー・マン・オブ・ザ・マッチ]
[12.31 全国高校選手権1回戦 矢板中央高 2-1 大分高 等々力]

 その身体能力の高さは矢板中央高(栃木)の高橋健二監督もお墨付きだ。
「ジャンプ力はあると、みんなも認めてくれています」というDF真下瑞都(2年)は大分高(大分)との試合、左SBとしてプレー。その能力をかわれ、昨年まではCB。控えだったが、新チームになってSBにコンバートされレギュラーをつかんだ。

「最初、SBで何もできませんでした。左ですから、左足で蹴れないと何もできない。だから、練習後もずっと、ひたすら左足でのキックを練習していました」。レギュラーをとらえたのは、夏。関東大会が終わってから市立船橋高(千葉)との練習試合でアピールに成功した。

 真下の特徴はジャンプ力にとどまらない。この試合で目を引いたのはロングスローだ。
「中学の時に先輩とやっていて、飛ぶなと。タッチラインからPKマークを過ぎるぐらいまで投げられます。かといって背筋力があるわけではなく、“しなり”で飛ばすイメージです」

 後半12分、この真下のロングスローからFW森本ヒマン(3年)の同点ゴールが生まれた。「前半はそんなに投げる機会がありませんでしたが、後半は森本さんも入ってきてターゲットがはっきりしたのもあり、狙いがピタッとはまりました」

 じつは前半終了間際の失点には責任を感じていた。「自分のサイドからの失点。しかもワンタッチで自分のマークがはがされたことで得点機を演出してしまった。これは自分の甘さで、このような場面を一つでも減らさないと全国制覇できない」。だからなんとかチームの同点、逆転に貢献したかった。

 ロングスローで目立った後半だが、最大の見せ場は後半40分に待っていた。CKから自分の走り込むニアに飛んでくるボールの軌道を見た瞬間「合わせるだけだ」と得点をほぼ確信した。「頭に当たった瞬間はドンピシャだったので入るな、と。気持ちよかったです。試合前の分析で、ニアにチャンスがあるのはわかっていましたから。これも狙い通りです」

 結果として同点弾、逆転弾と、矢板中央の全得点は真下の思惑通り。左SBを自分の居場所と定めて、黙々と居残り練習を続けた日々。直接的な因果はないように見えるが、その練習を通して培ったチームへの思いやプレーに対する考えが、この大舞台で出した結果の伏線になっているように思えてならない。

(写真協力『高校サッカー年鑑』)

(取材・文/伊藤亮)
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