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急きょ右SBに変更の今野「めっちゃ不安でした」

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[1.1 天皇杯決勝 浦和1-2G大阪 味スタ]

 アクシデントにも冷静に対応した。ガンバ大阪はDF米倉恒貴が前半12分に負傷交代。急きょMF井手口陽介が投入され、ボランチで先発していたMF今野泰幸が右サイドバックにポジションを下げた。

「焦りました。めっちゃ不安でした」という今野だが、「オーバーラップしてセンタリングというタイプではない。自分にできることを考えて、あとは(周りに)助けてもらって、何とか頑張った」と、緊急事態にも慌てることなくプレーした。

「今シーズンの締めくくりとして、一つはタイトルを獲りたかった。このチャンスを逃したくなかった」。Jリーグ、ACL、ナビスコ杯、天皇杯。かつてない過密日程を戦ってきた2015シーズンだが、Jリーグとナビスコ杯は準優勝に終わり、ACLもベスト4だった。

 今季3度目の決勝。今季最後のタイトル。「タイトルを獲らないと名前は残らない。準優勝じゃ物足りないし、タイトルを獲り切りたいと思っていた。一つ獲ってホッとしている」。元日決戦を制した今野は充実した表情でスタジアムをあとにした。

(取材・文 西山紘平)

●第95回天皇杯特設ページ

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